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» 2014年05月16日 12時00分 UPDATE

日本HPが小型PCやWindows 8搭載タブレットなどビジネス向け製品を投入

日本HPは、容量約1リットルの小型デスクトップPCや、WUXGA表示の10.1型Windowsタブレットなど、ビジネス向け製品を順次発売する。

[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは5月15日、法人向け製品として、ミニデスクトップPC「HP EliteDesk 800 G1 DM」、Windows 8.1搭載タブレット「HP ElitePad 1000 G2」、高速A4インクジェット複合機「HP Oficejet Enterprise Color MFP X575」およびプリンタ「HP Oficejet Enterprise Color X555dn」を発表した。同社のオンラインストアであるHP Directplusや販売ハートナーを通じて、5月15日より順次発売する。

容量約1リットルのコンパクトデスクトップPC「HP EliteDesk 800 G1 DM」

og_hp_001.jpg 「HP EliteDesk 800 G1 DM」を紹介する日本HPパーソナルシステム事業本部の村上信武氏

 HP EliteDesk 800 G1 DMは、34(幅)×177(奥行き)×175(高さ)ミリのコンパクトデスクトップPC。低消費電力版のCore i7 Tシリーズをはじめ、Core i5/Core i3/Pentium/Celeronを選択可能なほか、通常消費電力が8ワット以下(Core i3-4130T/SSD搭載時)の省電力性能や、独自のセキュリティ機能である「HP Client Security」を標準搭載しているのが特徴だ。

 同社パーソナルシステム事業本部の村上信武氏は、「(HP EliteDesk 800 G1 DMの本体サイズは)500ミリリットルのペットボトルより背が低く、半分以下の幅しかないが、デスクトップクラスの性能を利用できる」と述べ、省スペース性や省電力、3画面出力が可能な点などを説明。モニターマウントキットやシングルモニターアームなどのオプションと組み合わせることで、組み込み用システムやデジタルサイネージなどの分野に最適とアピールした。

 最小構成時の価格は8万5000円から。5月15日より販売を開始している。

og_hp_002.jpgog_hp_003.jpgog_hp_004.jpg 容量1.05リットルの省スペースボディが特徴。本体前面に2基、背面に6基のUSB 3.0ポートを搭載するほか、アナログRGB出力とDisplayPort出力×2を備え、3画面出力に対応する。展示機にはHGST製500GバイトHDD(SATA 6Gbps/7200rpm)が搭載されていた

WUXGA表示に対応した10.1型Windows 8.1搭載タブレット「HP ElitePad 1000 G2」

og_hp_005.jpg HP ElitePad 1000 G2

 HP ElitePad 1000 G2は、1920×1200ピクセル表示に対応する10.1型Windowsタブレットだ。HP ElitePad 900 G1の後継モデルで、米軍調達基準を満たす堅牢性の高いボディを引き継ぎながら中身を刷新している。

 具体的には、上位モデルでクアッドコアのAtom Z3795(1.6GHz/最大2.39GHz)を採用したほか、ディスプレイの画素ピッチを149ppiから224ppiに向上、グラフィックス性能を4倍に、メモリ性能を2倍に引き上げたという。また細かいところでは、ディスプレイの輝度を8%向上し、反射を12%低減した。

og_hp_006.jpg 上位モデルはクアッドコアの64ビットCPU「Atom Z3795」を採用する

 インタフェースは、micro HDMI、micro USB、micro SDXCなど。本体サイズは178(幅)×261(奥行き)×9.2(高さ)ミリ、重量は約680グラムだ。なお、HP ElitePad 900 G1とボディが共通化されているため、従来のドッキングステーションやジャケット、ケース、拡張バッテリーなど、既存のオプションを流用できるのもポイント。また、バーコードスキャナーと磁気カードリーダーを搭載したリテールジャケットや、端末をPOSレジとして利用できるドックなど、サービス業や店舗での利用を想定した純正オプションも多い。

 ラインアップは、Atom Z3795を採用し、4Gバイトメモリと64GバイトSSDを搭載したWindows 8.1 Proモデルと、Atom Z3775を採用し、2Gバイトメモリと32GバイトSSDを搭載するWindows 8.1モデルの2機種。最小構成価格は5万5000円からで6月中旬より販売を開始する。また、KDDIとNTTドコモのLTE通信モジュールを搭載したモデルも用意される。

エンタープライズ向けインクジェット「HP Office Jet Enterprise X」

og_hp_007.jpg 「HP Office Jet Enterprise X」

 日本HPは70枚/分の高速印刷を実現したA4インクジェットプリンタ「HP Office Jet Enterprise X」の投入で、ビジネス向けインクジェット市場への本格参入を果たしているが、今回登場した「HP Office Jet Enterprise X」シリーズは、より規模の大きな大企業の支店や部門での利用を想定したモデルになる。

 同社プリンティング統括本部の中原和洋氏は、同モデルを「大企業エリアへの挑戦」と述べ、ビジネス向け複合機市場で新たなカテゴリーの創出を目指す。また、「同分野の複合機では多くの利用者を一元管理できる高いセキュリティが求められている」とし、8型タッチパネルの搭載をはじめとする“センター機並み”の高機能や、多彩なグループ管理機能とユーザー認証、ローカルデータ暗号化といったセキュリティ、およびレーザー機と比較して大幅にコストを削減できる点をアピールした。

 同社の試算によれば、月間5000枚印刷(カラー率50%)で3年間運用した場合、本体と消耗品および保守コストは、レーザーに比べて約41%、一般的なA4コピー機(カウンター課金)と比較すると約71%もコストを削減できるという(年間91.8万円)。また、メンテナンスパーツも重量で約85%、体積で約93%削減できるのもポイントだ。

 ラインアップは、プリント/ファックス/コピー/スキャン機能を搭載し、シングルパスで両面同時印刷が可能な複合機「X585z」とその下位モデル「X585f」、プリンタ「X555dn」の3モデル。印刷速度はすべて42枚/分(最速70枚/分)となる。価格は順位32万8000円、27万8000円、14万8000円(税別)。5月29日より販売する。

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