デルは6月2日、Androidタブレットに2in1ノートPC、液晶一体型PCの新製品を発表した。今回登場するのは、Android 4.4“KitKat”を導入するタブレット「Venue 7」「Venue 8」と、2in1ノートPCの「Inspiron 11 3000」「Inspiron 13 7000」、そして、液晶一体型PCの「Inspiron 20 3000」だ。
このうち、Venue 7は日本市場に出荷しないが、そのほかのモデルについては、Venue 8が7月、Inspiron 11 3000が6月上旬、Inspiron 13 7000が9月ごろ、Inspiron 20 3000が7月下旬にそれぞれ出荷を予定している。米国における価格は、Venvue 8が199.99ドルから、Inspiron 11 3000が449.99ドルから、Inspiron 13 7000は未定で、Inspiron 20 3000が349.99ドルからとなる。
Venue 8は、8型ワイド液晶ディスプレイを搭載して、本体サイズは130(幅)×216(高さ)×8.95(奥行き)ミリ。重さは約338グラムになる。この状態でバッテリーの容量は4550mAhだ。ディスプレイの解像度は1200×1920ピクセル。OSはAndroid 4.4だがプロセッサはインテルの「Atom Z3480(2.1GHz、2コア/2スレッド)を採用する。システムメモリはDDR3を1Gバイト用意し、ストレージとしては16Gバイトを確保する。また、本体にmicroSDメモリーカードスロットを備えて最大64GバイトのSDXCを利用できる。
このほか、本体搭載のインタフェースにはMicro USBとヘッドセット端子、Micro SIMスロットを備える。ワイヤレス接続では、IEEE802.11ac準拠の無線LANをサポートするほか、Bluetooth 4.0、Miracastが利用できる。また、インテルのコントローラでLTEにも対応する。デルではAndroidを導入するVenueシリーズでエンターテイメント利用を重視しており、Venue 8でも音質補正技術のWaves MAXXAudio Proを導入する。
Inspiron 11 3000とInspiron 13 7000は、ディスプレイを360度開いて、クラムシェルタイプのノートPCとして利用する形態から、テントのように立ててメディアプレーヤーのように使うスタイル、そして、スレート形状のタブレットとして使い分けることができる。使い勝手はレノボのYogaシリーズ、パナソニックのLet'snote MXシリーズと共通する。
Inspiron 11 3000の本体サイズは299.98(幅)×200.98(奥行)×19.4(高さ)ミリで、重さは約1.39キロになる。ディスプレイサイズは11.6型ワイドで、解像度は1366×768ピクセルだ。IPS方式の液晶パネルとタッチパネルを組み込む。
CPUは、Pentium N3530(2.16GHz/最大2.58GHz、4コア/4スレッド)、もしくは、Celeron N2830(2.16GHz/最大2.41GHz、2コア/2スレッド)を搭載。システムメモリはDDR3L 1333MHzを4Gバイト用意する。データストレージは容量500GバイトのHDDを内蔵する。
本体搭載のインタフェースには、1基のUSB 3.0と2基のUSB 2.0、SDメモリーカードスロット、そして、HDMIを備える。光学ドライブは内蔵しない。無線接続ではIEEE802.11acまで準拠する無線LANとBluetooth 4.0を利用できる。
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