インテルのPentium Processor Anniversary Editionに合わせて発表したマザーボードは「Z97 Anniversary」と「Z97M Anniiversary」だ。どちらもPentium Processor Anniversary Editionと組み合わせて購入しやすいように低価格のマザーボードとして用意した。実売予想価格はZ97 Anniversatyで800ドル以下という。出荷時期は、インテルのPentium Processor Anniversary Editionと合わせて6月中としている。
価格を抑えるために、バックパネルで用意するインタフェースの種類を限定し、ヒートシンクもXXLとは異なる小型でシンプルな形状だ。それでも、Super Alloyに準拠し、NexFET MOSFETとサファイアブラック基板、Digi Powerを導入する。ただし、オーバークロック関連の機能はオンボードスイッチ類を含めて特に用意していない。
発表会の説明ではまったく言及していなかったが、会場の展示マザーボードの中に、「X99 Extreme6」「X99 Etreme4」という未発表のモデルを確認した。COMPUTEX TAIPEI 20114では、ほかのマザーボードベンダーもサンプルを展示しているという情報がある「Intel X99 Express」チップセットを搭載したモデルだ。
製品説明の記述によると、CPUソケットはLGA 2011でメモリはDDR4が利用できる。なお、メモリバスはクアッドチャネルに対応し、メモリクロックは、オーバークロックで2800MHzまで設定可能だ。拡張スロットでは、ASRockが独自に機能を拡張した「Ultra M.2」が利用できるほか、独立した電源供給系統に接続してSerial ATA対応データストレージをスイッチ1つで有効無効を切り替える「HDD Server」機能を導入する。
ASRockは、Intel X99 Expressチップセット搭載モデルの出荷時期や価格、チップセットそのものの仕様については一切明らかにしていない。
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