「Core i7-4790K」の仕様はすでに公開しているが、ここで改めてCPU-Zで取得できた情報と合わせて確認しておこう。プロセスルールは22ナノメートルで、いわゆる“Haswell Refresh”の仲間だ。コア数は4基、Hyper-Threading Technologyに対応するので同時対応スレッド数は8となる。
Core i7-4790Kでは、Turbo Boostではなく、定格で動作クロックが4GHzに達した。なお、Turbo Boostでは4.4GHzが最大となる。これまで、例えばCore i7-2600KからCore i7-2700Kのケースでは、同じプロセスルールのまま上位モデルが登場する場合、動作クロックは100MHz程度の引き上げだった。それが今回、一気に500MHzも上がったのだから、そういう意味でもCore i7-4790Kは「異例」なモデルといえる。
従来の“K”モデルと比較した動作クロックの違い | ||
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製品名 | Core i7-4790K | Core i7-4770K |
定格動作クロック | 4GHz | 3.5GHz |
Turbo Boost時最大クロック | 4.4GHz | 3.9GHz |
メモリのサポートはDDR3-1600、または、DDR3-1333。チャネル数は2(デュアル)、最大32GバイトとCore i7-4770Kと共通する。統合グラフィックス機能も、Intel HD 4600で、定格350MHz、最大1.25GHzと、Core i7-4770Kと変わらない。
統合するメモリコントローラとグラフィクスコアの仕様比較 | ||
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製品名 | Core i7-4790K | Core i7-4770K |
メモリサポート | DDR3-1600/DDR3-1333 | DDR3-1600/DDR3-1333 |
チャネル数 | 2 | 2 |
最大メモリ容量 | 32Gバイト | 32Gバイト |
統合グラフィックス機能 | Intel HD 4600 | Intel HD 4600 |
グラフィックスコア定格動作クロック | 350MHz | 350MHz |
最大クロック | 1.25GHz | 1.25GHz |
一方、最大TDPはわずがに異なる。Core i7-4790Kは88ワットとなり、Core i7-4770Kの84ワットからわずかに大きくなった。ただし、数字の上で見れば、Sandy Bridge世代で、Core i7-2700K、Core i7-2600Kは95ワットだったので、それよりは低い。
従来の“K”モデルと比較した熱設計仕様の違い | ||
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製品名 | Core i7-4790K | Core i7-4770K |
最大TDP | 88ワット | 84ワット |
Tcase | 72.72度 | 72.72度 |
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