ツクモスタッフによると、デスクトップPCラインアップで最も人気の高いのがスリムタワーPCの「Aero Slim」シリーズだという。デスクトップPCで不安に思う「置き場所」に対して、Aero Slimは98(幅)×335(高さ)×380(奥行き)ミリと省スペースボディを採用しつつ、パーツはタワー型と同等のハイエンドタイプを搭載できることが、多くのユーザーに選んでもらえる理由となっている。
省スペースを重視するスリムタワーPCというと、大手PCメーカーでもデスクトップPCのラインアップとして用意しているが、その多くはノートPCと同じ構成でグラフィックス機能はCPUに統合したグラフィックスコアのみだ。
しかし、AeroSlimは、マザーボードにmicroATXフォームファクタを採用し、通常のデスクトップPCと同じCPUを搭載する。また、PCI Express x16スロットを備えているので、ロープロファイルという制限があるものの、高い性能を発揮するグラフィックスカードを組み込むことも可能だ。実際に、AeroSlimを購入するユーザーの多くが、できるだけハイエンド構成にして、グラフィックスカードも選択するという。
また、スリムタワーながら、ドライブベイも3.5インチシャドウベイを2基、3.5インチオープンベイを1基、5.25インチオープンベイを1基備えている。3.5インチシャドウベイの1基は2.5インチデバイスにも対応するので、SSDなどの高速データストレージとHDDを組み合わせた構成も可能になる。例えば、BTOの「ハードディスク」選択でSSDを選び、「追加ハードディスク」選択で大容量HDDを選べば、OSなどのシステムは高速のSSDで、高解像度撮影データや動画データはHDDでという効率のいい運用が可能になる。
CPUは、インテルの第4世代Coreプロセッサーファミリーを採用する。スリムタワーといえど載せるのはLGA1150対応のデスクトップPC向けタイプで、BTOでは「Core i7-4790」(3.6GHz/最大4.0GHz、4コア/8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)というハイエンドモデルも選択できる。
グラフィックスカードでは、ロープロファイルながらNVIDIAのハイエンドラインアップ(の中ではバリュークラスだが)の「GeForce GTX 750」搭載モデルを用意している。実際のモデルはZOTACのGDDR5 1Gバイトモデルで、ロープロファイル準拠だが映像出力インタフェースとしてDVI-DとHDMI、そして、アナログRGBを用意するために2スロット分のスペースを占有する。
OSでは、最新のWindows 8.1 Update“以外”を選択したいユーザーも少なくない。ツクモも、そのあたりの“ユーザーの機微”は知っていて、OSの選択では、依然として需要の高いWindows 7をUltimateからProfessional、Home Premiumまでそろえている。
そういうわけで、スリムタワータイプの「AeroSlim」で、ベストと思える構成は以下の通りだ。あえてパワフルなスリムタワーを目指している。
モデル名 | eX.computer AeroSlim RS5J-D61/E |
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OS | 64ビット版 Windows 7 Home Premium |
CPU | Core i7-4790 |
メモリ | 8Gバイト |
グラフィックスカード | GeForce GTX 750 |
ハードディスク | Plextor M5S 128Gバイト SSD |
追加ハードディスク | 東芝製 1Tバイト HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
ケースオプション | AeroSlim用12センチファン |
税別価格 | 10万8000円 |
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