iPhoneをオフロードでもOKな“バイクナビ”にしてみる至高のITマリアージュ(1/2 ページ)

» 2014年07月28日 17時09分 公開
[武者良太,ITmedia]
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執筆者プロフィール:武者良太

年々趣味趣向が変わっていくが、モーターサイクルと自転車だけは手放せない1971年製のフリーライター。主戦場はギズモード・ジャパン、AOLニュースなどのWebメディアが中心。紙媒体では主にモバイルオーディオ、PCオーディオにまつわる記事を寄稿している。自ブログは「PUSH START


山道が好きだからこそ、GPSナビが手放せない

 モーターサイクルにまたがってはや25年。フルカウル、ネイキッド、クルーザーときて、ここ6年ほどはオフロードやデュアルパーパス系が好み。今までは見向きもしなかったダートを歩くスピードで上り、行き止まりで折りたたみイスを広げ、お湯を沸かして1杯のコーヒーをたしなむ一連の流れは格別なリラクゼーションだ。

 しかし、はじめての道を走るのに「いいからいっちゃえ」と言えた自分はもういない。天空の目が自分の現在地を教えてくれるGPSナビシステムに頼れるからこそ、1車線もないような林道だって安心して進める。

雨が降ると紙の地図を使うのが難しいモーターサイクルだからこそ、デジタル地図のメリットが染みいるほどに実感できる。いやホント

 「軟弱だ」と言われるのを覚悟して断言しよう。便利なアイテムはどんどん取り入れてこそ、さまざまなプロダクツが進化している現代に生きる価値アリだと。

 そこで「Digiwalker Mio P350」(Windows Mobile 5.0のPDA)、「NV-U35」といったGPSナビをモーターサイクル用に使ってきた。しかし「NV-U35」の交通規制情報提供、アウトドア地図ダウンロードなどのサービスが2014年6月30日で終了することになり、次世代機を探さなくてはならなくなった。

 しかし……ないのだ。代換機が。新しい地図をインストールしているのはネットオークションでのみ流通している怪しげなモデルばかりで、ハードウェアとして安心できそうなモデルは生産終了していたり、UIが古すぎたりと使いにくい。

 2010年ごろにはあれほどもてはやされていた、ポータブルナビの市場がなくなっていたとは。仕方ない。こうなれば、彼らを駆逐したスマートフォンをモーターサイクル用のナビにするしかあるまい。

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