2014年上半期で盛り上がった「SSD」「小型ベアボーン」PC USERアワード(2/2 ページ)

» 2014年08月08日 16時00分 公開
[ITmedia]
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小型ベアボーン部門「ゴールド」──LIVA(ECS)

ECSブランドの復活ともなった「LIVA」の新モデルとしてホワイトボディーがストレージ容量64Gバイトで登場する

 ECSのLIVAは、NUCで注目するユーザーが増えた小型PCベアボーン市場において、NUCより小さく、かつ、NUCより安いモデルとしてECSとしては久しぶりとなるコンシューマー向けに投入したモデルだ。日本では、サードウェーブデジノスが4月から取り扱いを開始して人気となった。登場当初におけるサードウェーブデジノスの取り扱い価格は税別で2万9980円だった。

 118(幅)×70(奥行き)×56(高さ)ミリで重さ190グラムのコンパクトなボディに、IntelのBay Trail-M SoC、2GバイトのDDR3Lメモリ、32GバイトのeMMCストレージと、Windowsが動作するPCとして必要なハードウェアを一通り搭載していた。無線接続もIEEE 802.11a/b/g/n対応の無線LANとBluetooth 4.0が利用できた。

 8月9日からはリンクスインターナショナルの取り扱いで、ボディカラーをブラックからホワイトに変えて、データストレージを64Gバイトに増やした後継モデルが登場する。実売予想価格は税別で1万8980円の見込みだ。

小型ベアボーン部門「シルバー」──DS81(Shuttle)

Shuttle定番の“小型だけど高性能”で安定した人気の「DS81」

 Shuttleの小型ベアボーン「DS81」は、小さくても高性能を必要とするユーザーに高く評価されたモデルだ。Shuttleが得意とする分野で、安定した支持を受けている。「DS81」も、ボディ容量1.3リットルをアピールするコンパクトボディのベアボーンPCだ。本体のサイズは165(幅)×190(奥行き)×43(高さ)ミリで、標準付属のVESAマウントで液晶ディスプレイの背面に取り付けることも可能だ。

 組み込んだマザーボードのCPUソケットはLGA 1150に対応し、“Haswell”(開発コード名)こと第4世代Core プロセッサー・ファミリーが利用できる(ただし、TDPが65ワットのモデルまで)。また、映像出力インタフェースにHDMIと2基のDisplayPortを搭載し、USB 3.0を背面に2基、USB 2.0を背面に2基、正面に4基実装するほか、ギガビット対応有線LANインタフェースが背面に2系統あるなど、拡張性も高いことが、多くのユーザーから支持された。

小型ベアボーン部門「ブロンズ」──BRIX Pro(GIGABYTE)

グラフィクスコアにIris Pro Graphics 5200を統合するCore i7-4770Rを搭載した「BRIX Pro GB-BXi7-4770R」

 GIGABYTEの「BRIX」シリーズは、超小型PCながら、ゲーミング利用を想定したベアボーンキットだ。日本ではCFD販売が3月から取り扱いを開始しているが、工場出荷時にCore i7-4770R(3.9GHz)を搭載した状態たコンプリートPC「BRIX Pro GB-BXi7-4770R」として出荷していた。

 本体サイズは111.4(幅)×114.4(奥行き)×62(高さ)ミリと手のひらサイズながら、映像出力にHDMIとMini DisplayPortを備え、USB 2.0×3(前面×2、背面×2)、ギガビット有線LAN×1と拡張性も高い。無線接続もIEEE802.11b/g/n対応の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。

 8万円に近い実売価格ながら、CPU統合型グラフィクスコアにIris Proを採用したことなど、従来の小型PCと異なるコンセプトと高いグラフィックス性能に注目するショップスタッフが多かった。

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