Intel、Broadwell世代の「Core M」概要を公開14ナノプロセスルールで性能改善(2/2 ページ)

» 2014年08月12日 12時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

第2世代トライゲートの導入でパッケージサイズをさらに削減

 製造技術ではプロセスルールの微細化と第2世代のトライゲートトランジスタの導入でパッケージの底面積がHaswell世代の半分に、高さも30%削減となったほか、電力効率が改善した。また、Turbo Boost Technologyも拡張して消費電力と熱管理の最適化が進んだ。このことで、ワット当たりの処理性能は2倍に向上し、アイドル状態の消費電力は60%も向上したという。

22ナノメートルプロセスルールから14ナノメートルプロセスルールへの移行でワット当たりの性能は2倍に向上する(写真=左)。プロセスルールの縮小とリーク電流の関係。軽量薄型のノートPCに搭載するCPUで、リーク電流の削減が大きく改善する(写真=右)

 22ナノメートルプロセスルールから14ナノメートルプロセスルールへの移行でパッケージサイズが削減した理由としては、トランジスタのフィン間隔(60ナノメートルから42ナノメートル)やゲート間隔(90ナノメートルから70ナノメートル)、インターコネクト間隔(80ナノメートルから52ナノメートル)と縮小したことが貢献したとIntelは説明している。

トライゲートトランジスタのフィン間隔を第1世代と第2世代で比較する(写真=左)。プロセスルールの縮小に伴うパッケージサイズの推移。競合は14ナノメートルプロセスルールを導入してもパッケージサイズを縮小できないとインテルは主張する(写真=右)

関連キーワード

Intel | Broadwell | CPU | 14nmプロセス | Core M


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月19日 更新
  1. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  2. ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色 (2024年04月18日)
  3. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  4. さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと (2024年04月18日)
  5. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  6. アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す (2024年04月17日)
  7. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー