取材や打ち合わせなど外出が続くと腰を落ち着けてじっくりと時間をとることができないこともある。そんなとき、隙間時間や移動時間に原稿や写真のチェックができると効率がいい。「たよれーる どこでもキャビネット」は、iPadやiPhone、Androidを中心としたスマートデバイスにも対応しており、外出先・移動中でも登録したファイルの参照が可能だ。
なお、「たよれーる どこでもキャビネット」には、今回試用した月額3000円の50ギガバイト/10ユーザーのほか、5000円の100ギガバイト/50ユーザー、5万円の1テラバイト/1000ユーザーの3コースが用意されている。会社の規模によっては各部署で個別に導入するよりも、会社全体で導入した方がトータルコストを抑えることができる場合もあるだろう。
その場合は、各部署ごとにキャビネットを割り当て、そのキャビネットごとに管理者(キャビネット管理者)を立てて管理を分散させたほうが運用がしやすい。キャビネット管理者は自分に割り当てられたキャビネットと、自分の部署のメンバーから構成されるグループを管理することになり、契約は1つでも各部署ごとに独立した運用を行うことができる。
ここ最近、大手企業による比較的廉価な容量無制限のオンラインストレージサービスが立て続けに登場している。容量単価から見ると“ものすごい価格破壊”が起きている状態だが、忘れてならないのはオンラインストレージに何を求めるのか、という点だ。
確かに、容量無制限であればファイルを削除する必要もなく、容量不足、という1つの問題からは解放される(もっとも、そのサービスが永続的に提供され続けるか、という問題はあるが)。コンシューマーとしてであればうれしいサービスだが、ビジネスユーザーとしてどうかというと、その魅力以上に懸念点が多い。
まず、ファイルを恒久的に保存するのであれば、それをどのように運用、管理するのかという問題があるし、同一アカウントによる無料サービスを大量に提供している企業であれば、リスト攻撃のような別のところに起因するセキュリティインシデントに見舞われる可能性も無視できない。サービスを受ける側としては気楽に始められる半面、自分自身がポリシーや運用方法をしっかり定めて企業としての信頼性を担保していかなければならないのだ。しかし、その運用が現実的なものになるかどうかは、サービス提供元がどういったスタンスで運営しているかに左右されるところが大きい。
その点、ここで紹介した「たよれーる どこでもキャビネット」を運営している大塚商会は、95万社の導入実績を誇る、B2Bサービス提供企業の老舗である。以前はこういった高品質なサービスは容量が小さいもの、と相場が決まっていたが、月額5000円で100Gバイトと、容量に関しても不安はすでに解消されている。また、「ファイル送受信機能」や「キャビネット管理者」、「各種監査ログ」など、ビジネスユースをよく理解していなければ実装されないような機能も多い。
「たよれーる どこでもキャビネット」は、各コースとも標準で付属している電話サポートも合わせて、まさに企業が選択するにふさわしい細やかさをもったオンラインストレージサービスと言えるだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年9月17日