Intel 9シリーズチップセット搭載マザーボードと同様に、今回のイベントでもASRock独自の品質基準「Super Alloy」をはじめとする安定動作と高い信頼性を訴求した。
そこでは、1つのMOSFETに2つのダイを重ねて搭載することで、広いダイ面積を確保しつつ抵抗を下げ、CPUコアに効率よく電源を供給できる「Ultra Dual-N MOSFET」や抵抗値を下げることでメモリ駆動の電力供給効率を改善したNexFET MOSFETの導入、大型のアルミニウム製「XXL」ヒートシンクとフェライトコアと比べて3倍の飽和電流に対応できるPremium 40A チョークコイル、1万2000時間の製品寿命を確保したコンデンサの採用を取り上げている。
「X99 Extreme11」は、汎用ユーザー向け「Extreme」シリーズの最上位モデルになる。Super Alloyの準拠や高品質チップの採用、Ultra M.2に4枚のグラフィックスカードによるマルチGPU構築対応、CPU系統の12フェーズ構成電源回路に「Digi Power」の導入などは、ほかのASRockマザーボードと共通する。
拡張スロットは、PCI Express x16対応を5基用意するほか、8基のUSB 3.0(バックパネル4基、フロント4基)と8基のUSB 2.0を利用できる。また、10基のSerial ATA 6Gbpsと2基のUltra M.2に加えて、8基のSAS-3を備える。
このほか、今回発表したモデルでも、Intel X99 Express搭載のゲーミングマザーボードながらmicro ATXフォームファクタを採用した「X99M Killer」と、汎用シリーズでmicro ATX準拠モデルの「X99M Extrem4」にも来場者は注目していた。
どちらも、メモリスロットが4基(クアッドチャネルメモリバスには対応)で、PCI Express x16対応スロットが3基となるが、Super Alloyをはじめとする高品質基準や機能はATXフォームファクタモデルと同等だ。
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