日本HPのPCで知る“Kaveri”の威力とAMD PROのメリットオフィスに強いKaveriを体感!(1/2 ページ)

AMDプラットフォームを重視する日本HPから「HP ProBook 455 G2 Notebook PC」「HP EliteDesk 705 G1 SF/CT」が登場。その実力からAMD PROのメリットを知る。

» 2014年09月01日 10時00分 公開
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Kaveriで対応した「HSA」のメリットとは?

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は、15.6型ディスプレイ搭載でビジネス向けオールインワンタイプノートPC「HP ProBook 455 G2 Notebook PC」と、同じくビジネス向けのスリムタワーデスクトップPC「HP EliteDesk 705 G1 SF/CT」を発表した。このデスクトップPCとノートPCは、どちらもAMDの最新プラットフォームを採用したラインアップだ。

→・HP ProBook 455 G2 Notebook PCの詳細レビューはこちらから

オールインワンタイプのノートPC「HP ProBook 455 G2 Notebook PC」(写真=左)と、スリムタワーデスクトップPCの「HP EliteDesk 705 G1 SF/CT」(写真=右)は、ともにAMDの最新APUでHSAに対応した“Karvei”世代を採用する

 日本HPでは、AMDのプラットフォームを採用したラインアップは従来から充実している。両社の結びつきは強く、AMDの新しいプラットフォームが登場すると、日本HPはそれを採用したモデルをほかのPCメーカーに先駆けて投入することを常としてきた。

 今回登場したデスクトップPCとノートPCも、AMDのAPUで最も新しい“Kaveri”世代を採用した。AMDが「史上最高のAPU」と訴求するKaveri世代のAPUは、CPUと統合するグラフィックスコアの連携を実現したHSA(Heterogenious System Architecture)に対応した初めてのAPUだ。

 AMDの説明では、CPUとグラフィックスコアが同じアドレス空間を共有することでデータ移動におけるボトルネックを解消し、汎用演算処理に用いることでAPU全体の性能を向上させたとしている。AMDの性能評価では、スプレッドシートアプリケーション(CollaboraのOpenCLに対応したLibreOffice)においてCPUだけを使った処理速度と比べるとHSA対応にすることで7倍の性能を発揮するという。

KaveriはHSAに対応したことで、ゲームやマルチメディア処理だけでなく、オフィスアプリケーションでも大幅なパフォーマンス向上が図れるという

 Kaveri世代のAPUが採用するCPUコアは、デュアルコアの“Steamroller”を2基搭載することで全体の構成としてはクアッドコアとAMDではみなしている。また、グラフィックスコアには、デスクトップ向けGPUで最新最上位となるRadeon R9 290Xと同じGCN(Graphics Core Next)を採用したCU(Compute Unit)を最大で8基搭載する。なお、CU1基はRadeonコア(Stream Processor)64基で構成するので、CU8基を構成するRadeonコアは512基になる。

ビジネスシーンにおけるKaveriの実力を検証する

 AMDでは、ビジネスシーンにおいて、“Kaveri”世代をはじめとするAPUのパフォーマンス的なメリットを発揮できるアプリケーションの機能をまとめて紹介できる「デモンストレーションスーツケース」を用意している。

世界で3台しかないというデモンストレーションスーツケースでKaveriのアドバンテージを試してみる。左の赤いデスクトップがKaveri搭載モデルで右の青いデスクトップが“競合他社”搭載モデル。APU/CPU以外の構成は共通する

 これは、大判のスーツケースに一方はAPU、もう一方は、“競合他社”のCPUを搭載したほかは構成を同じにした2台のノートPCをセットし、ケースに設置した赤い大きなボタン(押すと“ピンポーン!”となりそうなスタイル)を押して、AMDが用意したアプリケーションベンチマークテストを同時に起動してその処理速度やフレームレート、ベンチマークとストのスコアを分かりやすく比較する。

 この専用スーツケースには、先ほどの赤く大きなスタートボタンのほかにもケース内部に照明用のライトを内蔵したりケースの外からAC電源を取り込めるようにコネクタを設けたり内部に配線したりと、意外と手の込んだつくりになっている。聞くとこの専用スーツケースは世界で3つしかない。その貴重な1つを日本に取り寄せて、Kaveri世代のAPUを搭載したノートPCと“競合他社のミドルレンジCPU”を搭載したノートPCとで性能の比較を行ってみた。

専用スーツケースには、外部からACを取り込むコネクタを用意したほか(写真=上)、内側を照らすライトを内蔵したりと、意外と手が込んでいる

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