裏技伝授! Intel Club Extremeオーバークロックイベント液体窒素、CPUのOCで1時間何リットル?(1/2 ページ)

世界トップクラスのオーバークロッカー「duck」氏が繰り出す液体窒素冷却とDevil's Canyonのチューニングテクニックに会場が釘付け。

» 2014年09月11日 10時00分 公開
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気軽に遊べるようになってきたオーバークロック

 インテルが9月6日に「ひろくあまねくPCの自作やゲーム、さらにはオーバークロックまで思いっきり楽しんでしまえぇ!」というノリで押し切るイベントを開催した。

 意外なことに、インテルが自ら主催してオーバークロックをアピールする単独型ライブ、いや、イベントを行うのは初めての試みという(ただし、イベントのモデレーターは週刊アスキー編集部が協力している)。“Devil's Canyon”やPentium 20th Anniversary Edition”など、大胆なオーバークロック設定が可能になったアンロックなCPUを投入してきたインテルのオーバークロックに対する本気をチェックすべく、会場の秋葉原 e-Sportsスクエアに潜入してきた。

 イベント会場は開催の13時を前にしてほぼ満席の状態。普段はオンラインPCゲームで盛り上がる会場の前方メインステージには、インテルが運営する自作PC向けのファンクラブWebサイト「Intel Club Extreme」で紹介している各種情報とともにイベントの実況を行ったニコニコ生放送の画像も表示して、視聴者のコメントをライブで流して、会場の参加者とともに盛り上がっていた。

 イベントは、大きく分けて「PCの自作」「PCゲーム」「PCのオーバークロック」のそれぞれをアピールするセクションに分かれていた。最初のセクションはPCの自作がいかに簡単かを未経験者にも知ってもらうために、PCの自作が初めてという、グラビアアイドルにして最近では小説作家や女優としても活動している今野杏南さんが、コーチ役の週刊アスキー編集部スタッフとともにに挑戦した。

 PCの組み立てはおろか、PCの中身の見たことはないという今野さんの前に、PCを構成するパーツがずらりと並ぶ。コーチは非情にもその中からCPUを見つけ出せという指示を出す。ちょっとちょっと、CPUといわれてもそれが何だか分からないでしょうー。今野さんは、コーチから手渡されたCPUをケースから取り出すだけで緊張してしまう。しかし、大丈夫。静電気防止用の白手袋をはめて金色に輝くコネクタを不用意に触らなければ、壊れたり、ましてや、爆発したりしない。

CPUを生まれて初めて見て興奮する今野さん(写真=左)。静電気によるパーツの破損を防ぐために白手袋をはめました(写真=右)

 生まれて初めてCPUを手にして感動してしまう今野さん。続いて、手にしたCPUをマザーボードのCPUソケットに組み込む。コーチからCPUソケットのカバーを開いて切り欠きをあわせてCPUソケットにCPUをはめ込む手順を聞いた今野さんは、なんなくCPUをはめ込んでCPUカバーをセットした。ただ、(来場者の多くが想像したように)CPUカバーをしめるときにレバーを押し込む力の加減とレバーの動かしかた(特にわずかに横滑りさせて金具に引っ掛ける動き)は最初分からないようで、数回試行錯誤を繰り返したが、これも自力でやり遂げた。

 CPUをセットしたら次にするのはCPUクーラーユニットのセットだ。一昔前はCPUを破損する確率も高くPCの自作で遭遇する最初の、そして、意外と高いハードルだったが、インテルのCPUに付属するリテールユニットならピンをマザーボードにそのまま押し込むだけで固定できる。今野さんもそのままグリグリとピンを押し込んで電源コードも差し込んで作業完了。

むおおぉぉぉ! とかわいい気合を入れながらCPUをセットする(写真=左)。CPUクーラーユニットはピンをカチカチと差すだけで完了。ずいぶんと簡単になった(写真=右)

 CPUをセットして、すべてが終わったかのような達成感にひたる今野さんだったが、コーチは続けざまに「メモリを探し出してマザーボードに取り付けよー」と優しい笑顔とともに更なる試練を与える。今野さんは、メモリはすぐに見つけ出したものの、メモリスロットとそのメモリスロットにどういう向きで差し込めばいいのかなかなか分からない。この試練もコーチのさりげないヒントとともに解決していく。ただ、さすがにメモリをスロットに差し込む力加減を体得するのは難しかったようだ。

初めてPCを自作するときに力加減が難しいのがメモリスロットにメモリを差す作業だ。口で説明してもなかなか理解してもらえない

 CPUを組み込んでメモリも差した今野さん。今回組み立てるシステムはグラフィックスコアを統合するPentium G3258だから、マザーボードに組み込むパーツはこれだけだ。あとは、PCケースにマザーボードを組み入れてストレージデバイスと電源ユニットと接続すればいい。よくやった。がんばったおめでとう!

 ……と思いきや、コーチが用意していたのは電源ユニットが別になったPCケース。なんと、初めてのPC自作なのに電源ユニットを組み込むことになった今野さんに、コーチは更なる試練を与えた。「電源ユニットを取り付けるネジを見つけ出してください」とサイズが異なるインチネジとミリネジがてんこ盛りのネジ箱を差し出したのだ。うああああああ! これは、ベテランユーザーでも気が狂うかもしれない。

 今野さんが試行錯誤を繰り返し繰り返し、それでも何とか自分で使えるねじを見つけ出して、コーチの「ねじを締めるときは対角線の順番で」という指導を守って電源ユニットをPCケースに取り付けた。

 データストレージのSSDを取り付けるときにも、ドライブベイに取り付ける“ネジ当てクイズ”に再度挑戦しただけでなく、モジュラー式電源ユニットを使ったために、“Serial ATA対応電源コード当てクイズ”にも挑むことになった。ここでも、コーチのさりげない助言を受けて、ドライブベイにSSDを固定して正しい電源ケーブルを接続してケースに組み込んだ。残念ながらイベントではここでタイムアップとなってしまったが、今野さんは「後は自分でできます」とPCの自作がぜんぜん怖くなくなったようだ。

電源ユニットの重さに驚く今野さん。電源ユニットも自分で組み込ませるのかよ、と驚く聴衆(写真=左)。SSDをドライブベイに固定するネジをドライバーでしめる。お腹でドライブベイを固定するのはコーチの指導を素直に聞いたから(写真=右)

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年9月29日