米Facebook傘下のゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)メーカー、Oculus VRは9月20日(現地時間)、初の開発者会議「Oculus Connect」において、HMDの新しいプロトタイプ「Crescent Bay」を発表した。
Crescent Bayは1月のCESで披露した「Crystal Cove」の後継プロトタイプ。360度のヘッドトラッキングが可能になり、重量が軽くなり、エルゴノミクスが改善され、高品質なオーディオシステムが追加された。
オーディオ技術は米VisiSonicsの「RealSpace 3D Audio」を採用した。頭部伝達関数(HRTF)によるオーディオ空間化と残響アルゴリズムにより、ハイファイなVRオーディオを実現する。
同社はまた、米Unity TechnologiesがOculusを公式プラットフォームとし、Oculus Rift専用のゲームを開発することも発表した。
カンファレンス参加者は同プロトタイプを体験できる。提供開始時期や価格はまだ発表されていない。Crescent Bayには、新技術を使ったゲームや動画を体験できるデモ動画が付属する。
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