アキバ全体の動向に目を向けると、9月19日に売り出されたアップルの「iPhone 6/6 Plus」を巡る動きが際立っていた。スマホグッズを扱うPCパーツショップでは「新しいiOS8に対応したLightningケーブルを探しに来る5sや5cユーザーの方は増えていますね。6/6 Plus用のケースやグッズを探しているという人はこれからじわじわ増えてくるのかなという感じです」(パソコンハウス東映)とまだ波及を待っている状況だが、白ロム端末を扱うショップではすでにダイレクトな波が届いている。
イオシス アキバ中央通店では、19日の朝からSIMフリー版のiPhone 6 Plusが入荷するようになっているが、即座に「入ったら即売れ」という状況になったという。血道を上げて探しているのは海外の人が多いそうだ。
「今回はこれまでと状況がまったく違います。5s/5c以前、発売と同時にSIMフリー版を入手するためには香港版や米国版をどうにか仕入れるしかなかったのですが、今回は全世界での発売と同時に日本のSIMフリー版が売り出されました。日本という地域の立場が、SIMフリー版をかき集める側から集められる側に変わったんですよ。中国本土で新型iPhoneの発売が遅れている背景もあって、かなり加熱していますね」と話す。
同店ではiPhone 6/6 Plusのモックも取り扱っているが、こちらも需要が伸びており、「入ったら即売れ」となっているそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.