レノボ、「ThinkCentre Tiny-in-One 23」を日本市場に

» 2014年09月25日 13時30分 公開
[ITmedia]
ThinkCentre Tiny-in-One 23

レノボ・ジャパンは、9月25日に液晶ディスプレイを搭載したドッキングステーション「ThinkCentre Tiny-in-One 23」を発表した。販売開始は9月25日からで、レノボのダイレクト価格は税別で3万円になる。

 ThinkCentre Tiny-in-One 23は、「ThinkCentre Tiny PC」シリーズ専用で、対応するのはM93p、M83 、M73、M53。外見は23型液晶ディスプレイだが、背面にThinkCentre Tiny PCを収納して液晶一体型PCのように利用できる。

 液晶ディスプレイのサイズは23型で解像度は1920×1080ピクセル。非光沢タイプのパネルを採用する。タッチ操作には対応しない。コントラスト比は1000:1で、最大輝度は250カンデラ/平方メートル。応答速度は5msだ。垂直同期クロックは75Hzまで対応する。

 スタンドはチルト角が−5〜35度まで、スイベル角は左右それぞれ45度まで変更可能。高さは110ミリの範囲で調整できる。ただし、回転して縦方向で使うことはできない。

 ドッキングステーション本体搭載のインタフェースとして、2基のUSB 3.0を前面に備えるほか、USB 2.0を背面に2基、Mini USBを背面上部に用意する。映像入力インタフェースはDisplayPortを搭載して、収容するThinkCentre Tiny PCのDisplayPort出力と接続する。

 本体サイズは563(幅)×250(奥行き)×410.41(高さ)ミリで、ThinkCentre Tiny-in-One 23のみの重さは最大構成で約8.44キロになる。

背面にあるドックベイに差し込むだけでThinkCentre Tiny PCと接続できる(写真=左)。オプションで背面にセットできる光学ドライブを用意する(写真=右)

ThinkCentre Tiny PCシリーズ。M83もM53もボディは従来モデルと共通する

 なお、レノボ・ジャパンでは、ThinkCentre Tiny PCの新モデルとして「ThinkCentre M83 Tiny」「ThinkCentre M53 Tiny」を発表した。販売開始は9月25日からで、レノボのダイレクト販売価格は最小構成でThinkCentre M83 Tinyが税別10万1000円から、ThinkCentre M53 Tinyが税別3万1000円から。

 どちらも、従来のThinkCentre Tiny PCシリーズと同様に、ビジネス向け小型のデスクトップPCとして登場する。ボディサイズは34.5(幅)×182(奥行き)×179(高さ)ミリで、重さは最大構成で約1.98キロ。

 ThinkCentre M83 Tinyは、ThinkCentre Tiny PCシリーズの最上位モデル「ThinkCentre M93p Tiny」に続くモデルで、インテルのvPro技術に対応しないほかはほぼ共通の仕様だ。CPUは、上位構成でCore i5-4590T(2GHz/最大3GHz、4コア4スレッド、TDP 35ワット)、下位構成でCore i3-4150T(3GHz、2コア4スレッド、TDP 35ワット)を採用する。

 チップセットはIntel Q85 Express。システムメモリはDDR3L 1600MHzを4Gバイト(最大16Gバイト)載せる。データストレージは、下位構成で容量500GバイトのHDD、上位構成では容量128GバイトのSSD、または、容量500GバイトのHDDにキャッシュ用の8GバイトSSDを採用する。本体搭載のインタフェースは2基のUSB 3.0と4基のUSB 2.0、有線LAN、DisplayPort、アナログRGBを備える。

 ThinkCentre M53 Tinyは、価格競争力を重視したバリューモデルで、CPUは“Bay Trail-D”世代のCeleron J1800(2.41GHz/最大2.58GHz、2コア2スレッド、TDP10ワット)を搭載する。システムメモリは、DDR3L 1333MHzを2Gバイト、または、4Gバイト(ともに最大8Gバイト)を載せる。データストレージは容量500GバイトのHDD、または、容量128GバイトのSSDを内蔵する。本体搭載のインタフェースはUSB 3.0と5基のUSB 2.0、有線LAN、DisplayPort、アナログRGBを備える。


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