説明会では、ビジネスの現場で利用しているThinkCentre Tiny PCをイメージできるように、医療、洋装店、製品開発、教育機関のそれぞれで実際に使っているシステムや周辺機器、アプリケーションとともに導入ケーススタディをレノボ・ジャパン ThinkClient Brand Managerの土居憲太郎氏が紹介した。
医療現場では、ソフトマックスのWeb電子カルテシステム「PlusUs」とERGOTRONの「StyleView42」にThinkCentre Tiny PCを内蔵した液晶ディスプレイカートを紹介している。電子カルテによるコスト削減とデュアルディスプレイ、または、タブレットを利用した患者との情報共有、看護師の作業効率の向上を目指している。
個人経営の小規模洋装店では、店頭展示ができないラインアップをタブレットなどで示したり、実際の仕上がりをディスプレイで見せたりするなど、スペースの制約をPCやタブレットでカバーする利用法や、ThinkCentre Tiny PCの導入によって、狭い店舗内でイメージを損なうことなくPCを設置できることを紹介した。
製品開発の現場では、サーバ上で演算しているシミュレーションや設計段階における3Dモデルをスタッフの机に設置したクライアントPCやタブレットのVDIで表示することで、情報漏えいリスクを抑えつつ運用管理負荷も軽減できることを説明した。
教育機関では、教室に大量導入する場合に問題となる限られたスペースの有効活用のため、ThinkCentre Tiny PCを導入して机の上には大画面ディスプレイやキーボード、マウスとともに教科書なども一緒に置けるようにするほか、グループ学習に向けては、授業専用のタブレットや2in1ノートPCを多数用意するとともに、収納スペース兼充電ステーションとして一度に12台を充電できるERGOTRONの「タブレット充電ウォールマウント12」を紹介した。
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