Lenovo、全世界向け「YOGA」発表イベントをロンドンで開催進化した“YOGA”を現地から速報(2/2 ページ)

» 2014年10月10日 09時22分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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4つのモードで利用場面がさらに拡大

 Lenovoモバイルビジネス部門タブレット&マーケティング担当ジェネラルマネージャ兼バイスプレジデントのJeff Meredith氏は、米国からの中継でスクリーンに登場した俳優のAshton Kutcher氏と一緒に「YOGA Tablet 2」を紹介した。Yoga Tabletは2013年に発表したYOGAシリーズのタブレットで、当時の説明会でKutcher氏が登場して製品開発から紹介まで行ったとして話題になった。

 2世代目となったYOGA Tablet 2はユーザーの利用スタイルに密着すべく、新しい利用モードとなる“吊り下げ”スタイルの「ハングモード」に対応し、バリエーションも8型と10.1型のスクリーンサイズ、そしてOSはAndroid 4.4とWindows 8.1 with Bingをサポートしている。

2013年に登場した「YOGA Tablet」では回転するキックスタンドを利用した3モードの切り替えスタイルや18時間のバッテリー駆動時間など、ユーザーから好評だった点を紹介した(写真=左)。最新のコンシューマーのタブレット利用動向調査では、その8割が利用シーンを家庭内としており、さらに52%がコンテンツ閲覧に特化しているという。YOGA Tabletの新製品はこの調査結果を反映したラインアップになっている(写真=右)

「YOGA Tablet 2」は8型と10.1型のディスプレイ搭載モデルを用意する。また、そのそれぞれでAndroid版とWindows版が登場する(写真=左)。新しく吊り下げて利用する「ハングモード」を追加して、壁掛けタブレットとして洗面台やキッチンに設置するなど使えるシーンが増えた(写真=右)

YOGA Tablet 2で追加した新しいモードにある「吊り下げ」状態のハングモード。壁掛けディスプレイとして活用するといいだろう

 10.1型ディスプレを搭載してWindows 8.1 with Bingを導入するモデルでは専用の外付けキーボードをオプションとして用意しており、本体と組み合わせてクラムシェルタイプのノートPCのように利用できるほか、本体とキーボードを重ね合わせることで“かさばらず”に持ち運びが可能など、従来の単なるコンテンツ消費型タブレットとは異なる使いかたが可能だ。

Windows版は外付けの専用キーボードに対応する。分離するもよし、重ね合わせてノートPC的に持ち運んだりと、可搬性が高い

YOGA Tablet 2のWindows版で専用のキーボードを装着した状態(写真=左)と、キーボードを切り離した状態(写真=右)。金属接点が用意されて接続されているというよりは、キーボードトレーに本体を載せた状態に近い

 13.3型ディスプレイを搭載してAndroid4.4を導入する「Yoga Tablet 2 Pro」では、小型プロジェクタを本体に搭載することで、タッチスクリーンの画面だけでなく壁やオブジェクトに映像を投影して複数のユーザーがコンテンツを同時に楽しむことも可能だ。ステレオスピーカーもサブウーファーを搭載するなど本格的なものを採用している。

13.3型ディスプレイを搭載する「YOGA Tablet 2 Pro」にはプロジェクタを本体搭載した。本体下部のスタンド横から最大2メートルの焦点距離で50インチの映像が出力可能だ。レンズ横のスライドスイッチでフォーカスを合わせる

5ワットのサブウーファー付きのステレオスピーカーを搭載し、プロジェクタと合わせて動画や音楽コンテンツの再生に効力を発揮する

YOGA Tablet 2 Proのプロジェクタ機能を利用したところ

ユーザーと一緒に進化するYOGAシリーズ

 このように、YOGAシリーズの進化は「ユーザーのライフスタイルの可能性をさらに広げる」方向へと向かっている。初代YOGAは変形可能なコンバーチブルノートPCだったが、現在ではタブレットも登場してバリエーションが増え、プロジェクタを内蔵した製品が登場するなど、新たな可能性をユーザーに提案している。

 Lenovoでは「YOGA My Way」というキャンペーンを実施しており、ユーザーがそれぞれに考えたYOGAの利用場面を写真でソーシャルネットワークにアップロードする形で募集している。集まった写真と提案は「#YogaMyWay」のハッシュタグで共有しており、その一部を公開することで、LenovoとユーザーがともにYOGAの新しい利用方法を作り上げていく試みを進めている。

「Yoga My Way」というキャンペーンが実施されており、ソーシャルネットワーク経由で「#YogaMyWay」というハッシュタグを通して各人の個性的なYogaの利用スタイルを広く募集している。この一部は宣伝の一環として紹介しており、今回のイベント会場となった英ロンドン市内のウォータールー(Waterloo)駅の巨大看板には10月16日以降、この「Yoga My Way」にちなんだコンテスト作品を紹介する予定だ


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