HP、3Dカメラと“タッチマット”で操作する不思議なPC「Sprout」発売

» 2014年10月30日 12時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は10月29日(現地時間)、Windows 8.1搭載の新PC「Sprout」を発売した。ディスプレイに取り付けられたカメラで撮影した物体の3Dイメージを取り込んだり、キーボードとマウスに代わる入力装置「タッチマット」で操作する、クリエイター向けのPCだ(キーボードとマウスも付属する)。価格は1899.99ドル(約21万円)。

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 ディスプレイの上にハングしている部分「HP Illuminator」には、1460万画素の高精細カメラ、RGBカメラ、Intelの「Real Sense 3Dカメラ」とDLPプロジェクター(1024×767ピクセル)、LED灯が組み込まれている。

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 RealSense 3Dカメラは深度センサーを備え、顔認識、エモーション・トラッキング、3Dスキャン、背景抽出、10本指対応のフィンガージェスチャー認識をサポートする。このカメラで3Dスキャンした物体のデータを対応するアプリ上で加工することができる。デモ動画では、紙に印刷された文字をスキャンし、テキストデータに変換する場面も紹介されている。

 プロジェクターは下に配置してあるタッチマットにバーチャルキーボードや画像編集アプリのツールボックス、音楽アプリのピアノの鍵盤などを投影する。23インチのディスプレイとタッチマットはバーチャルにつながっており、例えばディスプレイに表示された(カメラで取り込んだ)3Dイメージをタッチマットに移動させ、タッチマット上で加工するといったことができる。

動画が取得できませんでした

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HP Sproutの主な仕様
機種名 HP Sprout
OS Windows 8.1
ディスプレイ 23インチ(1920×1080)、タッチ対応液晶
CPU Intel Core i7-4790S
GPU NVIDIA GeForce GT 745A
RAM 8Gバイト(16Gバイトまで拡張可能)
ストレージ 1TバイトHDD
入力装置 HP Touch Mat、HP Illuminator、スタイラス、無線キーボード、光学マウス
カメラ 100万画素のWebカメラ
ネットワーク Bluetooth 4.0、Wi-Fi

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