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» 2014年11月25日 10時00分 UPDATE

ゲームとバリューだけじゃない:“ビジネスクラス”のためのAMD PRO (1/2)

「AMD PRO」はAMDが企業市場に向けて立ち上げたブランドだ。その言葉には、単なるスペック的な意味づけだけでなく、企業の決意をもこめた“重さ”があった。

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「AMD PRO」は単なる条件ではない

kn_amdproad_02.jpg 米AMD本社 COMPUTING COMMERCIAL SOLUTIONS PRODUCT MANAGEMENT SERNIR DIRECTORのアディティア・カポール氏

 「AMD PRO」の名称が初めて公になったのは、2013年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2014にあわせて発表した“ビジネス向け”Kaveri世代APUの新モデルのラインアップとして掲げたときだ。新APUと連動した発表だったので、当時は、競合するインテルの「vPro」と同じようにAPU内部に独自開発のシステム管理エンジンやセキュリティエンジンを統合した「ハードウェア的な基準」と思うユーザーが多かった。

 しかし、AMD PROは、ハードウェアに何かしらのエンジンを実装したビジネス専用のハードウェアではない。“モノ”という明確な条件が見えにくいだけに、その内容がいまひとつ伝えにくいという面がある。

 AMDでは、AMD PROの目的を訴求すべく日本でも10月に米AMD本社 COMPUTING COMMERCIAL SOLUTIONS PRODUCT MANAGEMENT SERNIR DIRECTORのアディティア・カポール氏がAMD PROのコンセプトを関係者に説明するなど、その認知度を上げるべく活動している。

 カポール氏と日本AMD コンシューマ・コマーシャル事業部の林淳二氏が紹介したAMD PROのコンセプトはこちらの記事でも紹介しているが、さらに詳しい概念やAMD PROの設立意義、そして、日本におけるAMD PROブランドの展開についてカポール氏と林氏に話を聞く機会を得た。

kn_amdproad_03.jpg 日本におけるAMD PROの説明会で林氏のセッションのタイトルは「AMDのPROソリューションで企業向けPCを再定義」とあったが、AMDそのものを再定義する意味もAMD PROには込めている

「AMD PRO」とは生まれ変わるためのキーワード

──2014年というこの時期にAMD PROブランドを立ち上げた目的は?

アディティ・カポール氏 ビジネス向けPC市場はこの数年で大きく成長しており、PCメーカーだけでなく、AMDのような半導体ベンダーとしても非常に重要なものとなっている。そのため、AMDでは、ビジネス向けPC市場に対しても十分な取り組みをしていく必要があると考えていた。AMD PROというブランドを立ち上げたのも、その1つの行動といえる。

──AMDは、すでに、半導体メーカーとして十分な認知度があったと思う。そのAMDがビジネス市場向けに新しいブランドを立ち上げる必要はあるのか?

カポール氏 個人向け市場のユーザーは、とにかくより速く動くPCを求める。しかし、ビジネス向けPC市場で購入決定権を持つIT部門の担当者や責任者は、これとは異なる要素を重視する。処理能力は必要十分でよく、それよりは安定して動作し続けることを重視する。

 また、個人向け市場では、一人のユーザーが短期間で買い換えたり複数のデバイスを所有したりする傾向があるが、ビジネス向け市場では、設備投資の一環としてPCを購入するので、個人向けPCとは異なる基準で製品を供給しなければならない。そのため、個人向け市場とは異なる存在となるべく、新しいブランドを立ち上げて、AMDの存在をビジネス市場に訴える必要があった。

──AMDがこれまで個人向け市場で提供してきた製品と、AMD PROのブランドで提供する製品で、最も異なるのは?

kn_amdproad_01.jpg 「AMD PROブランドを掲げる製品では、個人向け製品と比べて平均稼働時間は2倍になることを求めている」

カポール氏 AMD PROのブランドでは、4つのコンセプトを設定している。第1が主要なビジネスアプリケーションを快適に動作することができる処理能力、第2が長期にわたる製品寿命において安定して供給できること、第3が個人向けとは異なる、ビジネスの現場で必要となる品質、第4が、企業導入で重要になるセキュリティやシステム管理機能への対応だ。

 個人向けのユーザーは、コンパクトで安価なタブレットから10万円以上するハイエンドPCまで複数のデバイスを購入して所有することが“許される”。しかし、ビジネス向けPCの導入を検討する企業のIT部門担当者は、1つデバイスしかスタッフに提供できない。そのため、企業で使うPCは、Web閲覧やメールの作成から、オフィス文書の作成、移動中の作業など、あらゆる場面で1つのデバイスを使わなければならない。

 そこで、ビジネスの現場で起こりうるどんな用途にも耐えうる処理性能をもつデバイスが必要になる。また、企業に導入したPCは(減価償却のため)4年間は使い続けることになるので、その期間を通して十分な処理能力を出せることが求められる。そのため、処理性能としてはエントリークラスではなく、パワフルなハイエンドモデルにAMD PROのブランドを掲げることになる。さらに、AMD PROブランドのモデルでは、ハードウェアだけでなく、ドライバなどでも、(新しい周辺機器の登場など)長期間における変化に伴う最適化を行っていく。

 AMD PROでは24カ月のサポートを実施するが、これは企業におけるPCの運用管理にかかるコストの40%削減に貢献するためだ。通常の1年間サポートでは期間が切れて企業で使うPCを更新するためにコストがかかる。しかし、24カ月サポートならば導入コストを削減できる。この24カ月サポートは、競合するビジネス市場向け製品に対して重要な差別化ポイントとなるので、その実現のために必要なインフラをAMDとして用意した。

──製品の品質を維持するために、具体的にはどのようなことを行っているのか?

カポール氏 個人向けPCのユーザーは、自分が必要なときにだけPCを起動して動作するが、ビジネスで使うPCは、朝9時に出社して就業している時間を通して使い続ける。その意味で、動作している時間は個人向けPCと比べてはるかに長い。この長い時間を通して安定して動作するためには、個人向けPCを超える耐久性が必要になる。AMD PROブランドを掲げる製品では、個人向け製品と比べて平均稼働時間は2倍になることを求めている。

 また、ドライバなどのソフトウェアについては、動作検証の範囲を主要なビジネスアプリケーションやOSに留まらず、導入を予定している企業で使っているビジネスアプリケーションや、Windows 8.1より以前のWindows 7シリーズなどでも動作の検証をAMDで行っている。

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提供:日本AMD株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年12月31日