日本マイクロソフト ビジネスプラットフォーム統括本部 デバイス&モビリティ本部 本部長の榊原洋氏は、Surface Pro 3が法人市場に受け入れられる理由を8つの項目に分析した。
それによると、(1)PCとタブレットの2台利用をしていてタブレットの更新時期に来ている法人ユーザーが2in1デバイスを求めていて、そこでSurface Pro 3を選択する。(2)デスクトップPCもまとめたい3in1デバイスを求める法人ユーザーは、ドッキングステーションと合わせて選択する。(3)A4サイズで業務にちょうどいいサイズの12型ディスプレイを採用している。(4)無段階で本体角度を調節できるキックスタンド。(5)明瞭な電子署名など業務に耐えられるペンの採用。(6)入力しやすいキーボードを備えたType Cover。(7)Windows Embedded 8.1 Industryの対応。(8)日本マイクロソフトのサポートでデバイスからOS]まで任せられる。ということが法人ユーザーに評価されていると説明している。
三上氏は、Surface Pro 3を個人ユーザーにも普及すべく行う今後の取り組みについても紹介した。個人向け市場では、すでにSurface Pro 3を購入しているモバイルプロフェショナル(オフィス以外で仕事をこなすビジネスユーザー)に加えて、今後は特に“クリエイター”に注力しておくとして、「Surface ON the GO」というプロモーションを展開していく予定だ。特に、Adobe Systemsとの連携を強化しており、Adobe Systemsが主催したイベント「Adobe MAX 2014」に参加してSurface Pro 3を展示し、来場した半数が実際に操作して、8割が購入を考えたという。
また、周辺機器についてもサードパーティとの連携を強化して、多彩なユーザーの需要に応えるとした。そのために、「Desinged for Surface」というプログラムを立ち上げて、パートナーには外形寸法などの製品情報を提供してオプション開発を支援していく予定だ。米国ではすでに100社以上と連携しており、日本でも今後拡大していく。
また、これから登場するオプションとして、コーニングのゴリラガラスを使ったスクリーンプロテクタを12月12日に発売(予約は11月27日10時から開始)する。税別の価格は4980円だ。
なお、日本マイクロソフトでは、Surfaceシリーズの製品情報を提供するために「Surface Japan Blog」を11月26日から開始した。しばらくは米国ブログの翻訳記事を中心に掲載するが、準備が整い次第、日本のオリジナル記事も増やして提供していくとのことだ。
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