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» 2014年12月02日 11時13分 UPDATE

2015 CESで発表予定:Cheero、3Dプリンタで作成した「アーススピーカ」を公開

3Dプリンタを使ったつなぎ目のないワンピースモノコックで流線形非対称なキャビネットで、「ヘッドフォンで聞いているよな」音を再現する。

[長浜和也,ITmedia]

モバイルバッテリーだけじゃない! Cheeroオリジナルスピーカー

 Cheeroは、12月1日にモバイルバッテリーの新モデル「Power Plus 3」の製品説明会を行ったが(Power Plus 3の詳細については別記事を参照)、その席上で、音響設計から独自に行った「アーススピーカ」の開発を進めていることを明らかにした。製品発表は2015年の1月に米国ラスベガスで開催する「2015 International CES」で行う予定だ。

kn_erthspkkr_01.jpg Cheeroが独自に開発した「アーススピーカ」

 アーススピーカは、キャビネット造形で3Dプリンタを利用することで、ワンピースモノコック構造を実現している。また、音響設計では、スピーカーに入力した音を忠実に再現することを重視している。そのため、キャビネット形状は音波の流れが自然になる流線形内部構造を採用するとともに、定在波(または定常波)の発生を抑制するために、キャビネット内部の平行面をなくすために全方位非対称の形としている。

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kn_erthspkkr_03.jpg 左右上下の全方位で非対称とすることで定在波の発生を抑える

kn_erthspkkr_04.jpg 内部は流線形とすることで音の反射を抑えて、入力した音が忠実に再生できることを目指している

kn_erthspkkr_05.jpg 試作機に組み込んでいるスピーカーは8センチのフルレンジタイプ。出力は5ワットだ。アーススピーカでは異なるサイズのスピーカも開発でいるが、その場合は、そのスピーカに適したキャビネット形状を改めて用意する必要があると説明している

 アーススピーカの説明をしたCheero Sound Development センター長の橋口和矢氏は、流線形内部構造のメリットについて、従来タイプの箱型スピーカーでは、キャビネット内部で音の反射が起きやすく、そのことで、音が変化してしまうが、流線形内部構造とすることで、キャビネット内部の反射を少なくできるという。

kn_erthspkkr_08.jpg アーススピーカの開発を担当するCheero Sound Development センター長の橋口和矢氏

kn_erthspkkr_06.jpgkn_erthspkkr_07.jpg キャビネット内部を流線形とすることで音の反射を抑え(写真=左)、上下左右の全方位で非対称とすることで定在波の発生を抑える(写真=右)

 なお、キャビネットの造形に3Dプリンタを利用しているため、その素材(試作品ではポリアミドを使っている)が高価格となってスピーカーの価格も2015年1月の2015 International CES発表時点では20万円以上となる見込みだが、将来にかけて3Dプリンタで利用できる素材の価格が下がってくれば、5万円程度で販売でいうという見通しを示した。

kn_erthspkkr_09.jpg 2015年1月6日に米国ラスベガスで開幕する「2015 International CES」で製品発表を行う予定だ

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