ノートPCか、タブレットか、あるいは2in1か……適材適所のモバイルデバイス選びビジネスの“相棒”を探そう(1/2 ページ)

仕事にパソコンは欠かせない。しかし、昨今はタブレットや2in1デバイスなど、PC以外のモバイルデバイスもあり、どれが自分に最適なのかいまいち分からないという人も多いだろう。エプソンダイレクトの最新モデルから、あなたにぴったりの製品をピックアップ!!

» 2014年12月12日 10時00分 公開
[ITmedia]
PR

ビジネスを強力にサポートするモバイルデバイス

 モバイルデバイスが多様化している。従来、ビジネスの現場でモバイルといえば、小型軽量なノートPCを指すことが一般的であったが、近年はタブレットが普及し、さらにノートPCとタブレットを共存させた2in1デバイスも登場するなど、モバイルデバイスの種類は増加の一途を辿っている。しかし、これらは一見似ているようでも、それぞれ得意、不得意があり、部署や業務内容によって最適なデバイスは異なる。

ノートPCに加え、タブレット、2in1デバイスと、ビジネス向けのモバイルデバイスは多様化している。エプソンダイレクトのEndeavorシリーズはそのすべてをラインアップしており、現場のニーズに合わせた適材適所の導入が可能だ

 例えば、薄型軽量のタブレットは、携帯性のよさと画面の見やすさ、カジュアルな操作性が大きなメリットだ。気軽に持ち出すことができ、座らなくとも操作ができる。さらに画面の情報を「人に見せる」、自分と誰かで「共有する」といった場面にも適している。導入コストが安く、大量導入がしやすい点もメリットだろう。

 一方、性能や周辺機器の接続性、長文入力環境といった要素は、しっかりしたキーボードを備えたクラムシェル型のノートPCが有利だ。デジタルカメラで撮影した写真や動画を取り込んで整理や管理をしたり、それらを効果的に使ったリポートやプレゼンテーションを作成することなども求められる業務ではノートPCが適している。

 2in1デバイスというのは、タブレットとしてもノートPCとしても使える製品のことだ。タブレット部分とキーボード部分が分離合体するデタッチャブルタイプが典型。分離しているときはタブレットとして、合体すればノートPCとして柔軟に活用できる。無敵のように思えるが、相反する要素のバランスをとっているため、携帯性では単体のタブレット、生産性ではノートPCに及ばない部分もある。

 以上のように、各デバイスは特徴が異なり、単純にどれがベストと決められるものではない。業務内容に応じて、うまく導入すれば生産性の向上とTCO削減に大きく貢献できることだろう。逆にいえば、これからはより適材適所ということを考えて導入しなければならないともいえる。

 今回はこれらすべてのビジネス向けモバイルデバイスをそろえているエプソンダイレクトの製品ラインアップを紹介し、各製品ごとに具体的な利用シーンを考えつつ、どこにどんな製品を導入すべきか考えていこう。

「ビジネス品質」を堅持したまま約1.2キロを実現したモバイルPC「Endeavor NA511E」

 エプソンダイレクトから新たに登場したEndeavor NA511Eは、13.3型液晶ディスプレイを搭載したノートPCだ。14型液晶ディスプレイを搭載していた「Endeavor NA601E」の後継にあたる製品だが、液晶サイズをはじめ、ボディ、内部構造とも完全に一新している。写真や動画の編集などにも対応できるパワフルな高性能、ビジネスに求められる装備やメンテナンス性などを備えながら、重量約1.2キログラムの軽量を実現していることが大きな特徴だ。

13.3型ノートの新鋭機「Endeavor NA511E」

 タブレットや2in1デバイスといった選択肢がある中で、あえてモバイルノートPCを導入するメリットは、オフィスでの生産性の高い作業環境をどこでも再現できることにある。大きな画面と安定感のあるキーボードを備えており、長文入力もストレスなく行なえる入力環境が優れていること。また、設計の自由度が高く、タブレットや2in1では搭載できないような高性能なCPUや多数のインタフェースを装備することができる。タブレットや2in1と使い分ける前提であれば特に、その長所を追求した製品を選びたい。Endeavor NA511Eは、まさにそんなニーズにフィットする製品だ。

仕事の生産性に直結する高いパフォーマンスと軽量ボディを両立したビジネスモバイル機だ

 まずは新設計のボディに注目だ。13型クラスの画面を搭載した製品としてはごく標準的なフットプリントで、持ち運びの際の扱いやすさと据え置きでの使いやすさのバランスがとれたサイズ感といえる。重量は約1.2キロ、最軽量構成時(メインメモリ1枚、M.2 SSD搭載、HDD搭載なし)なら約1.14キロと、そのサイズ感のイメージからすると1段階軽い。もっとも、Endeavor NA511Eは、ただ軽量であるというだけではない。きっちりと「ビジネス品質」を保ったうえで軽量化を実現している。

 例えば、本体装備の端子類だ。コンシューマー製品のように端子類や構造などを大胆に省けば軽量化は容易だが、Endeavor NA511Eは、2基のUSB 3.0含む3基のUSBポート、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)といった定番の端子に加えて、有線LANやアナログRGB出力などコンシューマー向け製品では省略されがちな端子類もしっかり装備している。

 また、メンテナンス性も犠牲にしていない。底部に搭載したリチウムイオンバッテリーはカートリッジタイプで容易に着脱が行え、万一バッテリーにトラブルがあった際にもスペアがあればまったく中断することなく業務を続行できる。メモリーソケットや2.5インチベイにアクセスできるカバーなども用意されている。最近の製品では軽視されがちな部分だけに強調できる。

 モバイルに必要な堅牢性にもしっかり配慮されている点も見逃せない。天面部には軽量で強度にすぐれたマグネシウム素材を使用し、耐圧200kgfのテストもクリア。業務であちこち持ち出すモバイルPCは、移動中に衝撃や振動を受けることが多いし、デスクなどと軽く接触してしまうようなことも少なくないだけに、この堅牢性は実に心強い。

ボディのサイズは、319(幅)×226(奥行き)×21(高さ)ミリ。最軽量時の重量は約1.14キログラムと軽い。先代製品Endeavor NA601E(最軽量構成)からなんと510グラムも軽量になっている

天面には軽さと強さを併せ持つマグネシウム素材を採用し、耐圧200kgfのテストをクリアするなど堅牢性も十分だ

バッテリーはカートリッジ式になっており、いざという時にはユーザーレベルで簡単に交換が可能だ。1分でも惜しい業務時間をバッテリーだけのために本体ごとサポートに送るといった手間は必要ない。また、メモリ、2.5インチベイにアクセスできる小カバーもある。バッテリー容量は29.6ワットアワーで、公称駆動時間はWindows 7で約8.9時間、Windows 8.1で約9.4時間(いずれもJEITA Ver 1.0)。ACアダプターも本体と一緒に携帯するのも苦にならないコンパクトサイズだ。具体的なサイズは、36×85×26.3ミリで、ACケーブル込みの重量は約228グラムだ。本体と一緒に携帯するのも苦にならない

写真や動画の編集にも対応できるパワフルな基本スペック

 ボディは軽量だが、性能はパワフルだ。ベースシステムには、Intel最新の第4世代Coreプロセッサーを中心としたプラットフォームを採用する。スペックは、エプソンダイレクトおなじみのBTOシステムによりカスタマイズでき、これもかなりのハイスペック選択肢で構成されている。

 CPUは、Core i7-4510UとCore i5-4210Uが選択可能だ。どちらもモバイルノートPCやUltrabookではおなじみのCPUだが、一般的なタブレットや2in1に採用されているPentium、Celeronとは一線を画す高い性能を持つ。メモリ容量も2Gバイトから幅広い構成を用意しており、最大で16Gバイトまで搭載できる。こうしたハイスペック構成も選べることから、写真編集やビデオ編集といった用途にも十分対応可能だ。

 OSは、64ビット版Windows 8.1、64ビット版Windows 8.1 Pro、32/64ビット版Windows 7 Professionalのほか、64ビット版Windows 8.1 Proのダウングレード権を利用したWindows 7 Professionalプリインストールと、幅広い選択肢が用意されている。

 特にWindows 8.1 Proのダウングレード権を利用したWindows 7 Professionalプリインストールが選べる点は強調したい。当面は動作実績が十分あるWindows 7を使いながら、いつでも追加コストなしでサポート期間の長いWindows 8.1へと切り替えられるので、企業の担当者にとってはありがたい選択肢だろう。

CPUは、Core i7-4510UとCore i5-4210Uが選択可能だ。どちらもモバイルノートPC、UltrabookではおなじみのCPUで、高性能と省電力を高いレベルで両立している(画面=左)。プリインストールOSは、サポート期間が長い最新のWindows 8.1だけでなく、ビジネス向けで需要の多いWindows 7も選択できる。Windows 8.1のダウングレード権を利用したWindows 7ならば、追加コストなしでWindows 8.1に切り替えられる

BTOシステムでデュアルストレージなど柔軟な構成が可能

 データストレージには、カードタイプのM.2 SSD(128G/256G/512Gバイト)と、2.5インチのHDD(250G/500Gバイト)が選択可能で、両方を組み合わせた構成も可能だ。

 例えば、クラウド環境が整備されている部署ならばローカルのストレージは小容量で十分だろう。レスポンス重視なら128GバイトのM.2 SSD、コスト重視ならば250GバイトのHDDという選択もできる。また、オフライン環境での作業も想定し、ローカルに写真や動画素材などをある程度キープする必要があるなら、ぜいたくに512GバイトのM.2 SSDを搭載してもいいし、そこまでの予算がないのであれば、128GバイトのM.2 SSDをメインにしつつ、セカンドストレージとして500GバイトのHDDを搭載するということが可能だ。このように、業務内容や予算に応じて柔軟な構成ができる点は大きなアドバンテージになる。特にこれだけの軽量なノートPCでここまでできる製品はそうはない。

 通信機能は、1000BASE-T対応有線LANを標準装備し、BTOではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN/Bluetooth 4.0が追加することが可能だ。本体装備の端子類も充実しており、2基のUSB 3.0含む3基のUSBポート、SDメモリーカードスロット(SDXC)に加えて、ヘッドフォン、マイク端子をそれぞれ独立して装備。さらに、ディスプレイ出力としてHDMI、アナログRGBを備える。

 利用時には常時配線したままとなる有線LANやディスプレイ出力用端子を背面に、頻繁に抜き差しを行うUSBポートなどは側面に配置するなど、運用時の使い勝手まで配慮されたこだわりのレイアウトとなっている。液晶上部にはWebカメラも内蔵しており、装備に抜かりはない。

本体前面と背面。特に端子やスロットは配置されていない。中央部のインジケータでシステムの電源状況などがすぐ分かるようになっている。背面には、有線LAN、アナログRGB出力、HDMI出力がある。これらの端子は、利用時にケーブルを常時配線したままとなるため、じゃまになりにくいよう背面に置かれている

左側面は手前から、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB 2.0が並ぶ。奥には盗難防止用ワイヤーを固定するためのセキュリティロックポート(通称:ケンジントンロック)がある(写真=左)。右側面はSDメモリーカードスロット、2基のUSB 3.0、DC入力だ(写真=右)

こだわりのキーボード、見やすいノングレア液晶ディスプレイもポイント

 キーボードのこだわりも見逃せない。アイソレーションタイプの6列配列を採用しており、キーピッチ約18ミリ、キーストローク約1.7ミリと間隔、深さとも十分に確保している。配置にもクセがなく、極端に細いなど打ちにくいキーは見られない。

 さらに、パームレストからキーボード下の素材にグラスファイバーを混ぜることで軽量化と強度の両方を向上させていることも見逃せない。これにより、キー入力時のガタつきやボディのたわみを最小限に抑え、快適なタッチ感を実現している。

 キーボード手前には左右ボタン独立型のタッチパッドも装備しており、こちらの操作性も上々だ。また、タッチパッド機能はキーボード奥のボタンで簡単にオン/オフを切り替えることができる。

 13.3型液晶ディスプレイの表示解像度は1366×768ピクセルと標準的な仕様で、表面はビジネス向けPCの王道といえるノングレア仕上げだ。写真などの表示の鮮やかさでは劣るが、照明や外光が映りこみにくいため場所を選ばず利用でき、長時間利用しても目がつかれにくいメリットがある。リポートやプレゼンテーションの作成や編集にストレスなく没頭できる環境が整っている。

液晶ディスプレイは13.3型ノートPCとしては標準的な1366×768ピクセル表示に対応する。ノングレア仕上げで映り込みが少なく、長時間文書作成などをしても目が疲れにくいメリットがある(写真=左)。キーボードはアイソレーションタイプの6列配列で、素直なレイアウトだ。キーピッチ、ストロークともに申し分ない。パームレストの素材にグラスファイバーを混ぜて軽量化とともに強度の向上を図り、キー入力時のガタつきやたわみを最小限に抑え、快適なタッチ感を実現している(写真=右)

 タブレット、2in1といった選択肢がある中でノートPCを選ぶ理由の1つに、キーボードを中心とした入力環境の良さがある。逆にいえば、これまで以上にノートPCのキーボードというのは重要視される要素になりつつある。それだけにこのしっかりしたキーボードは大きなセールスポイントの1つになるだろう。

高度な携帯性と生産性を両立

 それではベンチマークテストの結果を見てみよう。評価機の構成は、CPUがCore i5-4210U、メモリが4Gバイト、データストレージがM.2 SSD(128Gバイト)、OSが64ビット版Windows 7 Professionalという内容だ。

 Endeavor NA511EはBTOでスペックをカスタマイズできるため、評価機はコストと性能のバランスを考えた構成している。決してこの構成が最速というわけではないが、それでもオフィスアプリなどを含めた総合的な指標であるPCMark7の総合スコア、ビデオ編集などCPUパワーを必要とする高負荷作業の目安となるCINEBENCH R15(CPU)のスコアとも、低価格なタブレットやモバイルPCとは別格の性能を示している。

PCMark 7の結果

CINEBENCH R15の結果

 このように、Endeavor NA511Eは、性能を中心とした生産性の高さにおいて、タブレットや2in1ときっちりと差別化できており、少し前までは技術的に両立が不可能であったと思えるような高いレベルの携帯性も備えている。BTOによる柔軟なカスタマイズができるため対応できる業務の幅も広い。外出、出張が多いユーザー全般におすすめだ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年12月25日