ノートPCか、タブレットか、あるいは2in1か……適材適所のモバイルデバイス選びビジネスの“相棒”を探そう(2/2 ページ)

» 2014年12月12日 10時00分 公開
[ITmedia]
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LTEも使えるビジネス仕様の軽量タブレット「Endeavor TN20E」

 次はタブレットについて考えてみよう。タブレットといってもいろいろな仕様が考えられるが、2in1デバイスやノートPCという選択肢もある中で考えると、タブレットならではのメリットをしっかりと追求した性格の製品が望ましい。

 そんなニーズに応えるのが、エプソンダイレクトから新発売された10.1型Windowsタブレット、Endeavor TN20Eだ。重量約690グラムという携帯性のよさ、10点マルチタッチ対応タッチパネルを搭載したIPS液晶ディスプレイ採用による画面の見やすさとカジュアルな操作性、そして、基本構成価格5万8000円(税抜き、送料別)という導入コストの低さ……まさに「タブレットならではのメリットをしっかりと追求した性格の製品」という条件を満たしている。

10.1型タブレット「Endeavor TN20E」

 それだけではない。このEndeavor TN20Eは、SOHO/中小企業向けに販売していたEndeavor TB20Sをベースに法人向け仕様に拡張したもので、OSに64ビット版Windows 8.1 Proを採用しているほか、LTEモジュールをオプションで用意しており、SIMカードを利用したモバイルデータ通信が可能だ。さらにスタンド、アーム、防滴防塵ケースなど、ビジネスを強力にサポートするオプションが追加されている。

 この拡張ポイントは実に的を射たものだ。まず、専任のシステム担当者がいる企業であれば、企業向けの管理機能(Active Directory)に対応するWindows 8.1 Proを導入条件としている場合がほとんどだろう。

 また、LTEオプションを付けてSIMカードを差せば、Wi-Fiで通信できない場所でもモバイルルーターを別途持ち歩いたりする必要がなく、より幅広い場面で素早く使える。タブレットの携帯性、および「どこでも気軽に使える」というカジュアルな操作性のメリットをさらに強めるわけだ。

 その携帯性のメリットが生かせる場面を広げてくれるのが新オプションの防滴防塵ケースだ。JIS規格(JISC0920)の保護等級でいえば「IP54」、つまり、「IP5X」相当の防塵性能(塵埃(電気機器の所定の動作および安全性を阻害する量の塵埃が侵入しない)と「IPX4」相当の防滴性能(あらゆる方向からの水の飛沫による有害な影響がない)を有している。ケースにいれたままでも主要な操作はできるので、水滴がかかったり、チリやホコリのある場面で安心して利用できる。例えば、建築や土木工事の現場、あるいは、設備の管理メンテナンス業務などが想定される。

 オプションのスタンドやアームスタンドは、タブレットを据え置きで使う際に便利だ。タブレットをしっかりと固定でき、位置や角度を調整できる。特にアームスタンドならば設置面積が少ないうえ位置角度調整の幅も広いため、狭い場所、設備が多い場所にも対応できる。固定用のカギやセキュリティロックスロットも装備しているため、盗難も防止できるメリットもある。受付や案内用に常設したい場合、工場ラインに指示書などを表示する端末として使いたい場合などに向いている。

オプションのアームスタンドを利用すれば設置場所の自由度を上げられる。工場ラインなどの補助用端末にEndeavor TN20Eを活用できる

画面の表示解像度は1280×800ピクセルとそれほど高くはないが、10.1型というサイズを考えると必要十分。視野角の広いIPSパネルを採用しており、斜めから見ても内容がしっかり見える。ビジネスの現場で重要な、画面の情報を「人に見せる」「(複数人で)共有する」という役割にフィットする

オプションではスタンド機能付きの専用カバーケースとBluetoothキーボードを用意。CPUパワーをそれほど必要としない作業であれば、ノートPC代わりに使うことも可能だ(写真=左)。ビデオチャットに使える100万画素のインカメラのほか、500万画素の高画質アウトカメラを搭載。外出先で資料を記録する、あるいはリポート/プレゼンテーション用の写真/動画素材を撮影する際に便利(写真=右)

オプションでNTT DoCoMoのSIMに対応したLTEモジュールを追加可能。SIMカードを差せば、Wi-Fiで通信できない場所でもモバイルルーターを別途持ち歩いたりせずともより幅広い場面で使える。ストレージ拡張やデータ交換に使えるmicroSDカードスロット(SDXC対応)も装備しているので、ニーズに柔軟に対応できる。このほか、ヘッドフォン/マイク兼用端子のほか、会議などで大画面に出力したい場合に役立つmicroHDMI、充電端子兼用のmicroUSB 2.0ポートも備える。これだけの機能やインタフェースがそろっている製品は、一般的なコンシューマ向けのタブレットではなかなか見当たらない

柔軟に運用できるデタッチャブルタイプの2in1モデル「Endeavor TN30E」にも注目

 エプソンダイレクトは、デタッチャブル型の2in1デバイス「Endeavor TN30E」もラインアップしている。単体のタブレットに、キーボードドックを組み合わせたもので、高解像度で見やすい液晶ディスプレイと、キーボードドックの機能性の高さが特徴だ。

 デタッチャブル型の2in1デバイスは、ともすれば「タブレットに別途スタンドと外付けキーボードを用意すれば同じではないか」と思われるような製品もあるが、その点、Endeavor TN30Eではしっかりと差別化ができている。

普段はタブレットとして活用しつつ、オフィス系ソフトを使う際はキーボードドックに装着し、生産性の高いノートPCとして利用できる

 特筆できるのがキーボードドックの機能性である。295度回転ヒンジを内蔵しており、ノートPCスタイルにおいて柔軟に画面角度調整ができるだけでなく、(キーボード面を底にした)タブレットスタンドとしても活用できる。

 外付けのタブレットスタンドでは画面の角度を柔軟に調整できるものは少ないし、できてもその方法が面倒だったり、構造が複雑でかさばるものになりがちなだけにこれは大きなアドバンテージといえる。

液晶ヒンジ部分のスライドスイッチを引くと、簡単にディスプレイ部分を取り外すことができる

キーボードドックのヒンジは、295度まで回転可能だ。通常のノートPCスタイルにおいて柔軟に画面角度調整ができるだけでなく、写真のようにタブレットスタンドとしても活用できるようになっている。なお、270度以上曲げると自動的にキーボードがロックされるので誤操作の心配はない

 また、キーボードドックには追加のUSB 2.0ポート(2基)とタッチペン用ポケットを装備するほか、追加のバッテリー(33ワットアワー)も内蔵しており、タブレットのバッテリー(27ワットアワー)と合わせて、最大で約11.5時間(JEITA Ver 1.0)の長時間駆動を可能にする。さらに、BTOでは追加で500GバイトのHDDを内蔵することも可能になっている。

 タブレット本体部分も、Endeavor TN20Eよりも一回り大きい11.6型のIPS液晶ディスプレイを搭載し、表示解像度も1920×1080ピクセルと精細な表示だ。通信機能もIEEE802.11a/b/g/n/acに対応するなど、Endeavor TN20Eに比べてワングレード上の内容だ。

 タブレットのメリットである携帯性と低導入コストを追求したEndeavor TN20Eに対し、2in1ということでより多用途に対応できるようスペックを強化したEndeavor TN30Eという住み分けは理解できるものだ。

表示解像度1920×1080ピクセル、画素密度190ppiと高精細表示に対応した11.6型ワイドのIPS液晶ディスプレイを搭載しており、リポートやプレゼンテーションなども魅力的に表示できる(写真=左)。キーボードドックのキー配列はEndeavor NA511Eと共通で使いやすい。キーボード手前にはトラックパッドも装備する(写真=右)

ビジネスモバイルを選ぶならエプソンダイレクトに注目

 これまでエプソンダイレクトの最新モバイルノートPC、タブレット、2in1デバイスについて見てきた。ここまでの内容と多少重複するが、改めてそれぞれの特性と適した利用シーンを考えてみよう。

 まず、携帯性に優れ、導入コストも安いタブレットの「Endeavor TN20E」は、外回り用の営業ツールや、いわゆる特定業務に向く。防滴防塵ケースと組み合わせれば、建築や土木工事の現場、設備の管理メンテナンス業務などにもピッタリとフィットする。また、オプションでスタンドやアームが用意されているので、工場のラインに据え付けて指示書などを表示したり、企業の受付や案内用の端末などにおすすめしたい。

外回り用の営業ツールにぴったりの「Endeavor TN20E」

 2in1デバイスの「Endeavor TN30E」は、外出先ではタブレットとして、オフィスや自宅ではノートPCとして使い分けられることが最大のメリットになる。画面の見やすさ、精細さもEndeavor TN20Eよりもワンランク上のため、資料を表示した際にインパクトがあり、営業業務にはうってつけといえる。動画編集などの高負荷な作業をしないのであれば、多機能キーボードドックにより、タブレットとノートのいいとこ取りを実現したEndeavor TN30Eは幅広いシーンで活躍してくれるはずだ。

ちょっとしたオフィス文書の作成もするならタブレットとノートの両方の特性をあわせもつ「Endeavor TN30E」がオススメ

 一方、ノートPCの「Endeavor NA511E」は、性能、入力環境、接続性、使い勝手、そして携帯性と、いずれも高いレベルで備えている。BTOによる柔軟なカスタマイズもできるため、今回取り上げた3機種の中で最もカバー範囲が広いといえる。高い生産性を生かし、写真や動画などを使って凝ったリポートやプレゼンテーション資料を作る必要がある営業業務はもちろん、長文作成やプログラミングなどを行う開発業務、出張して外出先で作業することが多いサポート業務などにも向いている。ノートPCのフルスペックを身軽に移動できることから、最近流行のフリーアドレス(個人専用のデスクを設置せずに共有のデスクを置き、それぞれ空いているデスクで仕事をするスタイル)のオフィスとの相性もぴったりだろう。

軽量ボディに高い性能を詰め込んだ「Endeavor NA511E」は、幅広い業務で活躍できるパワフルなモバイル機だ

 ビジネス現場にモバイルデバイスの導入を検討している方は、モバイルノートPC、2in1デバイス、そしてWindowsタブレットと、すべてのラインアップをそろえ、ニーズに合わせて適材適所で提供できるエプソンダイレクトに注目したい。

 同社はサポート費用を予算化できる定額保守サービスや、導入時のデータ移動や設定作業を代行するキッティングBTOサービスを用意するなど、企業にとって導入しやすい環境が整っていることも強調できる。

 エプソンダイレクトのWebページでは、それぞれのモデルについて、BTOでのカスタマイズ結果、定額保守サービスの付加やソフトウェア、オプション品の追加などを行った場合の見積もりがリアルタイムで行なえ、そのまま注文もできる。まずは同社のWebサイトを訪問してみることをおすすめしたい。

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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年12月25日