PCパーツの新製品で先週最も注目を集めていたのは、スーパーマイクロのZ97マザー「C7Z97-M」だ。サーバーやワークステーション向けマザーで有名な同社としては貴重なコンシューマー向けモデルで、パッケージに「Server Quality.Built for Gaming」と書かれてるとおり、ゲーム用途を視野に入れた作りになっている。価格は2万4000円前後から2万5000円の間。
C7Z97-MはPCIe x16スロットとx8スロット、x1スロットをそれぞれ1基ずつ並べたmicro ATXマザー。外部チップによるSATAやUSBポートの増設はなく、Z97標準仕様となっている。ただし、低発熱な「DrMOS」トランジスタや高耐久コンデンサを採用しており、LANもサーバ向けで実績のある「Intel I210AT」とするなど、細部にわたって贅沢な作りになっている。
BUY MORE秋葉原本店は「パッと見では同社っぽくないですが、基板を見れば見るほどらしさが見つかる不思議な楽しさがありますね。グラフィックスカード1枚でゲームマシンを組むなら面白いマザーだと思います。ただし、マニュアルやドライバはすべてネットから入手する必要があるので、中上級者向きではあります」と話していた。
ちなみに、初回入荷分は、スーパーマイクロ特製の8GバイトUSBメモリがおまけについてくる。
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