インテル、データセンター向け新世代SSD「インテル SSD DC S3710」「インテル SSD DC S3610」発表

» 2015年01月30日 18時48分 公開
[ITmedia]

 インテルは、1月30日にデータセンター向けSSDの新モデルとして、「インテル SSD DC S3710」シリーズと「インテル SSD DC S3610」シリーズを発表した。インタフェースはSerial ATA 6Gbpsに対応する。どちらのモデルも現時点で日本への出荷開始時期、価格などは未定だ。

 インテル SSD DC S3710シリーズは、HPCや高速データレートが必要なデータ解析、大規模仮想化運用を想定したハイエンドモデルだ。従来の同クラスSSDと比べて書き込み速度が25%向上した。アクティブ時の消費電力は6.9ワット。

 2.5インチサイズモデルを用意して、容量は200Gバイト、400Gバイト、800Gバイト、1.2Tバイトをそろえる。それぞれの転送性能は以下の通りだ。

インテル SSD DC S3710シリーズの主な仕様
容量 シーケンシャルリード シーケンシャルライト ランダム 4Kバイト リード ランダム 4Kバイト ライト
200Gバイト 550Mバイト/秒 300Mバイト/秒 85000 IOPS 43000 IOPS
400Gバイト 550Mバイト/秒 470Mバイト/秒 85000 IOPS 43000 IOPS
800Gバイト 550Mバイト/秒 460Mバイト/秒 85000 IOPS 39000 IOPS
1.2Tバイト 550Mバイト/秒 520Mバイト/秒 85000 IOPS 45000 IOPS

 インテル SSD DC S3610シリーズは、耐久性と性能、そして、価格のバランスを重視したモデルだ。従来の同レベルSSDと比べて、書き込み性能は2倍に向上した。仮想化、電子商取引、クラウドインフラなどのエントリーレベルのデータセンターにおける運用を想定している。

 ラインアップには、2.5インチサイズと1.8インチサイズを用意する。容量は2.5インチサイズモデルで200Gバイト、400Gバイト、480Gバイト、800Gバイト、1.2Tバイト、1.6Tバイトをそろえ、1.8インチサイズモデルでは200Gバイト、400Gバイト、800Gバイトをそろえる。2.5インチサイズモデルのそれぞれの転送性能は以下の通りだ(1.8インチサイズモデルは未公開)。

インテル SSD DC S3610シリーズの主な仕様
容量 シーケンシャルリード シーケンシャルライト ランダム 4Kバイト リード ランダム 4Kバイト ライト
200Gバイト 550Mバイト/秒 230Mバイト/秒 84000 IOPS 12000 IOPS
400Gバイト 550Mバイト/秒 400Mバイト/秒 84000 IOPS 25000 IOPS
480Gバイト 550Mバイト/秒 440Mバイト/秒 84000 IOPS 28000 IOPS
800Gバイト 550Mバイト/秒 520Mバイト/秒 84000 IOPS 28000 IOPS
1.2Tバイト 500Mバイト/秒 500Mバイト/秒 84000 IOPS 28000 IOPS
1.6Tバイト 550Mバイト/秒 500Mバイト/秒 84000 IOPS 27000 IOPS

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