インテルは、1月30日にデータセンター向けSSDの新モデルとして、「インテル SSD DC S3710」シリーズと「インテル SSD DC S3610」シリーズを発表した。インタフェースはSerial ATA 6Gbpsに対応する。どちらのモデルも現時点で日本への出荷開始時期、価格などは未定だ。
インテル SSD DC S3710シリーズは、HPCや高速データレートが必要なデータ解析、大規模仮想化運用を想定したハイエンドモデルだ。従来の同クラスSSDと比べて書き込み速度が25%向上した。アクティブ時の消費電力は6.9ワット。
2.5インチサイズモデルを用意して、容量は200Gバイト、400Gバイト、800Gバイト、1.2Tバイトをそろえる。それぞれの転送性能は以下の通りだ。
インテル SSD DC S3710シリーズの主な仕様 | ||||
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容量 | シーケンシャルリード | シーケンシャルライト | ランダム 4Kバイト リード | ランダム 4Kバイト ライト |
200Gバイト | 550Mバイト/秒 | 300Mバイト/秒 | 85000 IOPS | 43000 IOPS |
400Gバイト | 550Mバイト/秒 | 470Mバイト/秒 | 85000 IOPS | 43000 IOPS |
800Gバイト | 550Mバイト/秒 | 460Mバイト/秒 | 85000 IOPS | 39000 IOPS |
1.2Tバイト | 550Mバイト/秒 | 520Mバイト/秒 | 85000 IOPS | 45000 IOPS |
インテル SSD DC S3610シリーズは、耐久性と性能、そして、価格のバランスを重視したモデルだ。従来の同レベルSSDと比べて、書き込み性能は2倍に向上した。仮想化、電子商取引、クラウドインフラなどのエントリーレベルのデータセンターにおける運用を想定している。
ラインアップには、2.5インチサイズと1.8インチサイズを用意する。容量は2.5インチサイズモデルで200Gバイト、400Gバイト、480Gバイト、800Gバイト、1.2Tバイト、1.6Tバイトをそろえ、1.8インチサイズモデルでは200Gバイト、400Gバイト、800Gバイトをそろえる。2.5インチサイズモデルのそれぞれの転送性能は以下の通りだ(1.8インチサイズモデルは未公開)。
インテル SSD DC S3610シリーズの主な仕様 | ||||
---|---|---|---|---|
容量 | シーケンシャルリード | シーケンシャルライト | ランダム 4Kバイト リード | ランダム 4Kバイト ライト |
200Gバイト | 550Mバイト/秒 | 230Mバイト/秒 | 84000 IOPS | 12000 IOPS |
400Gバイト | 550Mバイト/秒 | 400Mバイト/秒 | 84000 IOPS | 25000 IOPS |
480Gバイト | 550Mバイト/秒 | 440Mバイト/秒 | 84000 IOPS | 28000 IOPS |
800Gバイト | 550Mバイト/秒 | 520Mバイト/秒 | 84000 IOPS | 28000 IOPS |
1.2Tバイト | 500Mバイト/秒 | 500Mバイト/秒 | 84000 IOPS | 28000 IOPS |
1.6Tバイト | 550Mバイト/秒 | 500Mバイト/秒 | 84000 IOPS | 27000 IOPS |
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