さて、ベンチマークテストの結果を見ていこう。今回入手できた評価機は、ともに500Gバイトのモデルで、比較対象としてMX100の500Gバイトモデルも用意した。500Gバイトモデル同士の比較表も改めて掲載しておく。
テスト環境は別表のとおりで、システムSSD、テスト対象のSSDともにZ97チップセットの6Gbpsポートに接続して計測している。OSは64ビット版Windows 8.1 Pro Update 1だ。
MX200、BX100、MX100の比較(500GBクラス) | |||
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製品名 | MX200 | BX100 | MX100 |
容量 | 500GB | 500GB | 512GB |
型番 | CT500MX200SSD1 | CT500BX100SSD1 | CT512MX100SSD1 |
コントローラー | Marvell 88SS9189 | Silicon Motion SM2246EN | Marvell 88SS9189 |
NANDフラッシュメモリ | Micron 16nm MLC NAND | ||
シーケンシャルリード | 555MB/s | 535MB/s | 550MB/s |
シーケンシャルライト | 500MB/s | 370MB/s | 500MB/s |
4Kランダムリード | 100000 IOPS | 87000 IOPS | 90000 IOPS |
4Kランダムライト | 87000 IOPS | 43000 IOPS | 85000 IOPS |
平均故障時間(MTTF) | 150万時間 | ||
総書き込みバイト数 | 160TBW | 72TBW | |
保証期間 | 3年間 | ||
まずは、ひよひよ氏制作の定番ベンチマークテスト「CrystalDiskMark 3.0.3」で基本性能を見ていこう。テストデータのサイズは1000Mバイトと4000Mバイト、データタイプについては、標準のRandomと0fillをそれぞれ計測した。
結果については、MX200は、MX100に対してQD32の4KリードのみMX100に若干遅れをとっているが、それ以外はほとんど同じスコアだ。コンシューマのシステムではQD32のこのくらいのスコア差が影響する場面はほとんどない。
BX100は、シーケンシャルのリード/ライトは、公称スペックを上回る優秀なスコアをマークしており、リードはMX200/MX100をしのぐ。4Kリード/ライトもMX200/MX100に近いスコアをマークしている。ただ、512Kリードと、QD32のリード/ライトはMX200/MX100とは少し差がある。
計測条件による違いについては、MX200ではデータサイズ1000Mバイトと4000MバイトではQD32のリードのみ少しだが4000Mバイトのほうがよい傾向があった。これはMX100でも同様だ。Randomと0fillの差はまったくないと判断してよいだろう。
なお、グラフについては、同じ環境で測定した850 EVOのスコアも併記した。価格帯が競合するBX100と比べると、シーケンシャルライト、4Kリードでは少し差を付けられている。
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