新デザインケース採用の「GALLERIA ST」でコンパクトゲーミングPCの本気を知るGALLERIAの新デザインケースをチェック(2/3 ページ)

» 2015年03月12日 09時30分 公開
[長畑利博,ITmedia]

内部には高性能バーツが“ぎゅうぎゅう”詰まっていた

 今回、検証で用いたのはドスパラで“シルバーモデル”と呼んでるSTモデルだ。ヘビーな運用もできるミドルレンジ構成で、CPUにはCore i7-4790、グラフィックスカードにはGeForce GTX 960を実装する「NE5X96001041-2060F」を組み込んでいる。GeForce GTX 960は1月に出たばかりの新世代GPUで、ハイエンドGPUに相当する3D描画能力を持ちながら電力効率を高めている。また、ディスプレイ解像度よりも高い解像度で内部描写して描画品質を高める「DSR」技術に対応する。

 システムメモリはPC3-12800 4Gバイト×2枚という構成で、データストレージは2TバイトのHDDを1台載せている。マザーボードはチップセットにIntel H97 Expressを実装するモデルで、試用機ではASRockの「H97M-ITX/ac」を採用している。このマザーボードは、IEEE802.11 ac/a/b/g/nに対応した無線LAN機能とBluetooth 4.0を利用できる。

 注文で選べるカスタマイズ範囲は非常に広い。STモデルを例に挙げると、GPUに関しては同じGeForce GTX 960でも定格モデルとオーバークロックモデルを選択でき、CPUは標準のCore i7-4790のほかにCore i7-4790K(4GHz/最大4.4GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)、Core i7-4790T(2.7GHz/最大3.9GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)、Core i7-4790S(3.2GHz/最大4GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8Mバイト)が選択可能だ。

 なんと、CPUグリスに関してもシルバーグリスからダイアモンドグリスの4種類から選べる。システムメモリは最大16Gバイトまで増設可能だ。ストレージもSSDとHDDのストレージの組み合わせが可能で、容量の組み合わせも多彩だ。OSは、64ビット版 Windows 8.1 Updateが標準で、Windows 7(ただし、別モデル扱いで4000円高くなる)も選べる。

 デスクトップPCとしてはコンパクトであるため、ボディ内部はかなり詰め込んだ感がある。システムメモリは内部スペースが狭いこととCPUクーラーが部分的にメモリソケットにかかっていることから、よほど自作に慣れているユーザーでないと手間がかかる。アップグレードを考えるよりも、最初から必要とする最大容量(本製品の場合は16Gバイト)を選択しておきたい。ただ、3.5インチHDDの交換は比較的簡単だ。

コンパクトサイズのケースだけに、内部はみっちりと詰まっている。3.5インチドライブベイのアクセスは容易だが、メモリスロットは困難

評価機のCPUはCore i7-4790。BTOではより高性能なCore i7-4790Kや低消費電力のCore i7-4790TやCore i7-4790Sも選択できる(写真=左)。試用機のグラフィックスカードはPalitのGeForce GTX 960搭載モデルだった。型番は「NE5X96001041-2060F」。オーバークロックモデル「NE5X960S1041-2060F」に近い名称だが、動作クロックはリファレンスに準じる。2スロット占有型で映像出力インタフェースはHDMIと2基のDVI、DisplayPortを用意する。3スロット分のスペースが必要となるが、より上位のGeForce GTX960 2GB Super JetStreamをBTOで設定できる

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