次はスペックを見てみよう。ALIENWARE Alphaにはスタンダード、プレミアム、プラチナの3つのバリエーションがある。異なる部分はCPUとメモリ、HDDの3項目で、GPUはいずれのバリエーションでもGeForce GTX 860Mベースのデルカスタムモデル(GDDR5メモリ2Gバイト)を搭載する。PCとしてのプリインストールOSは、64ビット版のWindows 8.1だ。
そのほかのスペックは、スタンダードが2コア/4スレッド対応のCore i3-4130T(2.9GHz、3Mバイト3次キャッシュ)、4Gバイトメモリ、500GバイトHDD(5400rpm)、プレミアムが4コア/8スレッド対応のCore i5-4590T(2.0GHz/最大3.0GHz、6Mバイト3次キャッシュ)、8Gバイトメモリ、1TバイトHDD(5400rpm)、プラチナが4コア/8スレッド対応のCore i7-4765T(2.0GHz/最大3.0GHz、8Mバイト3次キャッシュ)、8Gバイトメモリ、2TバイトHDD(5400rpm)だ。
価格帯で見ると、スタンダードが6万9800円、プレミアムが8万1800円、プラチナが10万4800円(いずれも税別、配送料込)となり、家庭用ゲーム機としては割高だが、ゲーミングPCとしては価格が抑えられている。ゲーミング用途であれば、迷わずプラチナでも構わない印象がある。ちなみに今回テストしたモデルも最上位のプラチナだ。
ハードウェアとしては外部GPUを搭載した小型のWindowsデスクトップPCということで、高負荷時の騒音も気になるところだが、内部構造的には巨大な排気ファン2基を低速回転させることで、騒音を抑えている。設置場所もテレビ周辺という運用が多く、かつワイヤレスコントローラーでのプレイになるため、騒音については気になるケースはまずないだろう。
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