あまりスペックを気にせず、フツーにゲームを楽しんでしまっていたのだが、PCのスペックとしてはどうなのか。ここからはWindows側に移動して、ベンチマークテストなどで性能を見ていこう。
おさらいだが、今回テストしたALIENWARE Alphaプラチナモデルは、4コア/8スレッド対応のCore i7-4765T(2.0GHz/最大3.0GHz、8Mバイト3次キャッシュ)、8Gバイトメモリ(4Gバイト×2、デュアルチャンネル転送対応、PC3L-12800)、2TバイトHDD(5400rpm)、GeForce GTX 860MベースのデルカスタムGPU(GDDR5メモリ2Gバイト)を搭載する。
まずは3Dグラフィックス性能を評価する3DMarkから。Ice Storm Unlimited、Cloud Gate、Sky Driver、Fire Strikeを実行した。Fire Strikeのスコアは「3730」と、小型PCとしては高いもので、Steamにあるタイトルの多くでグラフィックスオプションを気にしなくていいのも納得がいく結果だ。
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(FF14ベンチ)」ではどうだろうか。ALIENWARE Alphaはゲームコントローラーでのプレイに最適化されているため、専用機として考える人もいるだろう。答えとしては、最高品質設定ではスコアはやや低くなるが、とてもグレイトだ。特に高品質(デスクトップ)での場合はストレスなく遊べる結果となっており、大画面で遊びたい人向けだと分かる。
ALIENWARE AlphaはWindows機ながら、Windowsの操作画面よりもSteam用のUIが先に起動するという、クセのあるゲーミングPCだが、Steamを中心にゲームライフを満喫している人からすると、最適解に近い製品ではないだろうか。
前述のようにベンチマークテストのスコアも上々で、グラフィックスオプションを気にする必要は少ない。もちろん、高品位なグラフィックスをウリとするタイトルには弱いのだが、現状Steamで入手できるタイトルの多くは、FF14ベンチで高いスコアが出せているのであれば、まず問題ない実情もあるため、やはりゲーミング用として特に考えずに選んでもよいだろう。
またベンチマークテストのほか、写真の処理もしてみたが、CPU性能にかなり助けられることが多く、またGPU性能も高いため、GPU支援を必要とする作業にも強いと、コンパクトながらゲーミング以外の用途にも耐えるのを確認している。とすれば、起動時にSteam用のAlpha UIが問答無用で起動する部分はネックとなるが、ゲーミング用途+αな使い方を考える人にもちょうどいい存在だと言える。
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