サーマルティクのキューブ型ケース「Core X」シリーズも、SST-MM01Bに匹敵する注目を集めていた。先々週末に登場したE-ATX対応の「Core X9」(2万4000円前後)に引き続き、先週末からmicro ATX対応の「Core X2」(1万8000円強)と、mini-ITX対応の「Core X1」(1万4000円前後)が登場。3モデル並べて目立つ位置に配置する光景がみられた。
Core Xシリーズは単体でも使えるが、上下に2つ重ねて組み立てることもできるのが特徴。連結部のパネルを外せば、2ケースぶち抜きで水冷ラジエーターを固定したり、1台に収まらない大量のドライブを組み込んだりできる。1月に登場した連結対応のmini-ITXケース「Core V21」(9000円強)と比べると、90度回転した使い方はできないが、内部スペースが広めに確保されている(Core X1比)。
ケースのサイズはCore X9が380(幅)×640(奥行き)×502(高さ)ミリで、Core X2が320(幅)×541(奥行き)×465(高さ)ミリ、Core X1が280(幅)×471(奥行き)×426(高さ)ミリとなる。
店頭での反響は上々な様子だが、複数台をまとめ買いしたという話はまだ聞かない。TSUKUMO eX.は「Core X9は単体でも容積が大きくて、1台で十分という人が多い気がします。X2とX1は、これを2台連結して使いこなすような拡張性の高いマザーボードが相当限られるのがネックですね。ただ、マザーボードが持て余すくらいのスペースが手に入るというのは、なかなか楽しいことだと思いますよ」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.