“規格外”の超モンスター級ノート「NEXTGEAR-NOTE i5702GA1」徹底検証デスクトップ向け最強CPUを搭載(3/4 ページ)

» 2015年03月17日 18時00分 公開

4K解像度に対応した美しく見やすい液晶ディスプレイを搭載

 15.6型ワイドサイズの画面には、1920×1080ドット表示に対応した液晶ディスプレイを採用している。

 液晶の配向技術は特に記載がないが、上下の視野角が狭いことからTN方式と思われる。左右の視野角はTN方式には健闘している。表面は非光沢のノングレア仕上げのため映りこみにくく、暗いシーンが多いゲームなどでも集中してプレイできる。

1920×1080ドット表示に対応した高精細な15.6型液晶ディスプレイを搭載している。ノングレア仕上げで映りこみも少なく、見やすい表示だ

 i1 Display Proを利用した液晶ディスプレイの測定結果は、色温度が6599K、輝度が330カンデラ/平方メートルだった。色域は画像のとおりで、可もなく不可もなくといったレベルだ。

 キーボード奥のヒンジ部にステレオスピーカーを内蔵している。音響ソフトウェアにはSoundBlaster X-Fi3が導入されている。SBX Pro Studioによる音響補正を使わなくともなかなか厚みがある音を出せるが、利用すればさらに良い音で楽しめる。音圧は10畳くらいの部屋なら端まで行き渡るくらいパワフルで、最大にしても歪みや音割れなども感じなかった。

エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」を用いて液晶ディスプレイの計測を行ない、作成したICCプロファイルをMac OS XのColor Syncユーティリティで表示した。下にグレーで敷いたのがsRGBの色域、カラーで表示したのが本製品の色域だ(画面=左)。i1 Display Proの計測結果から作成したICCプロファイルのキャリブレーション補正カーブ。青のラインがかなり下に補正されており、デフォルト状態ではかなり青が強い表示であることが分かる(画面=右)

音響効果ソフトウェアとしてはSoundBlaster X-Fi3を導入。SBX Studio Proによる仮想サラウンドや会話強調、低音強調といった音響効果のほか、ゲーム内での足音などを強調するScout Mode、ボイスチェンジャー機能のVoice FXなど多彩な機能が利用できる

カラフルな光の演出が楽しめるテンキー付きキーボード

 キーボードは、6列のアイソレーションタイプで、テンキーを搭載している。配列は比較的素直ではあるが、基本キーとテンキーの間隔が3.5ミリほどしか空いておらず、カーソルキーが基本キーと同列でテンキーにまたがるように配置されている。基本キーの端のほうやカーソルキーについては、慣れるまではミスタイプしやすいだろう。

6列アイソレーションタイプのキーボードを搭載。通常キーとテンキーとの間隔が狭めでカーソルキーの配置には少々難がある。ストロークは深めでスイッチの感触もなかなかよい

キーボードバックライトの色はカスタマイズが可能。光の演出を楽しめる

 キーピッチは19×19ミリとフルサイズで、キーストロークは2ミリと、最近のノートPCとしては深めだ。キートップはボディと同じしっとりしたマットブラック仕上げで、カーブがついていて指を置きやすい。スイッチも軽い力で押し込めながらしっかりしたクリック感があり、反発も強くない、良好な感触だ。キーボードユニット下の剛性も高く、あえて強くタイプしてもたわみなどは一切ない。パームレストも広くて安定感があり、長文入力にも耐えるキーボードといえる。

 また、PCゲームで多用するW/A/S/Dキーには、白枠をプリントして強調しているほか、キーボードマクロを登録し、有効/無効を切り替えられる「FLEXIKEY」というユーティリティもプリインストールされている。これとは別に、Zキーと誤入力しやすい左Windowsキーを無効化する設定も用意されている。

 FLEXIKEYユーティリティにはキーボードバックライトの管理機能もあり、明るさを消灯含めて4段階に調整できるほか、カラーの柔軟なカスタマイズが可能だ。キーボードを3分割したそれぞれの領域と本体前面のライトバー、それぞれ別の色を割り当てられるほか、発光色が変わっていくアニメーションパターンも用意されており、光の演出をさまざま楽しむことができる。

 キーボード手前には大きなタッチパッドがある。左右独立型のボタンはストロークが深く、スイッチの感触もしっかりしていて、カチカチとした安っぽい音がしない。シナプティクス製のドライバが導入されていて、2本指でのスクロールやズームや回転などのジェスチャー機能、チャーム表示などのエッジスワイプ機能などが利用できる。

キーボードマクロ機能を「FLEXIKEY」ユーティリティ。複数キーの組み合わせやテキストメッセージを1つのホットキーに登録して、すぐに送信できる(画面=左)。「FLEXIKEY」ユーティリティではバックライトのカスタマイズが可能。キーボード(3分割)と本体前面のライトバーそれぞれに好きな色を割り当てて登録しておけるほか、発光色が自動で変わっていくアニメーションパターンも用意されている(画面=右)

Control Centerユーティリティでは、バックライトキーボードの設定、左Windowsキーの無効化のほか、ファン速度や省電力設定などさまざまな設定が用意されている

タッチパッドにはシナプティクス製のドライバが導入されており、2本指での上下左右スクロールや、回転、つまみズームといったジェスチャー機能が利用できる

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