15.6型ワイドサイズの画面には、1920×1080ドット表示に対応した液晶ディスプレイを採用している。
液晶の配向技術は特に記載がないが、上下の視野角が狭いことからTN方式と思われる。左右の視野角はTN方式には健闘している。表面は非光沢のノングレア仕上げのため映りこみにくく、暗いシーンが多いゲームなどでも集中してプレイできる。
i1 Display Proを利用した液晶ディスプレイの測定結果は、色温度が6599K、輝度が330カンデラ/平方メートルだった。色域は画像のとおりで、可もなく不可もなくといったレベルだ。
キーボード奥のヒンジ部にステレオスピーカーを内蔵している。音響ソフトウェアにはSoundBlaster X-Fi3が導入されている。SBX Pro Studioによる音響補正を使わなくともなかなか厚みがある音を出せるが、利用すればさらに良い音で楽しめる。音圧は10畳くらいの部屋なら端まで行き渡るくらいパワフルで、最大にしても歪みや音割れなども感じなかった。
キーボードは、6列のアイソレーションタイプで、テンキーを搭載している。配列は比較的素直ではあるが、基本キーとテンキーの間隔が3.5ミリほどしか空いておらず、カーソルキーが基本キーと同列でテンキーにまたがるように配置されている。基本キーの端のほうやカーソルキーについては、慣れるまではミスタイプしやすいだろう。
キーピッチは19×19ミリとフルサイズで、キーストロークは2ミリと、最近のノートPCとしては深めだ。キートップはボディと同じしっとりしたマットブラック仕上げで、カーブがついていて指を置きやすい。スイッチも軽い力で押し込めながらしっかりしたクリック感があり、反発も強くない、良好な感触だ。キーボードユニット下の剛性も高く、あえて強くタイプしてもたわみなどは一切ない。パームレストも広くて安定感があり、長文入力にも耐えるキーボードといえる。
また、PCゲームで多用するW/A/S/Dキーには、白枠をプリントして強調しているほか、キーボードマクロを登録し、有効/無効を切り替えられる「FLEXIKEY」というユーティリティもプリインストールされている。これとは別に、Zキーと誤入力しやすい左Windowsキーを無効化する設定も用意されている。
FLEXIKEYユーティリティにはキーボードバックライトの管理機能もあり、明るさを消灯含めて4段階に調整できるほか、カラーの柔軟なカスタマイズが可能だ。キーボードを3分割したそれぞれの領域と本体前面のライトバー、それぞれ別の色を割り当てられるほか、発光色が変わっていくアニメーションパターンも用意されており、光の演出をさまざま楽しむことができる。
キーボード手前には大きなタッチパッドがある。左右独立型のボタンはストロークが深く、スイッチの感触もしっかりしていて、カチカチとした安っぽい音がしない。シナプティクス製のドライバが導入されていて、2本指でのスクロールやズームや回転などのジェスチャー機能、チャーム表示などのエッジスワイプ機能などが利用できる。
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