もっとゲームを快適にする達人オススメのキーボードPCゲーマーのためのパーツ選び(2/2 ページ)

» 2015年04月23日 15時00分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

達人がオススメするゲーミングキーボードをジャンル別にピックアップ!

 最後に恒例の「達人が選ぶオススメモデル」をピックアップしてもらった。ゲームジャンル別に紹介しているので参考にしてほしい。

1、Razer Blackwidow Tournament Edition 2014

 FPSやMOBA系タイトルのオススメ第一候補として挙げられたのは、人気メーカー「Razer」の「Blackwidow Tournament Edition 2014」。名前の通り大会仕様で、FPSやMOBAでは基本的に使われないテンキーを省いたモデルだ。

 「Razerオリジナルの軽い軸が特徴です。ゲーミングキーボードでありながらマクロ機能やバックライトを省いた非常にシンプルな製品ですが、本気で上を目指すならこういうストイックなものがいい」と松島氏。実は個人的にオレンジ軸のモデルを使っているという。

 「静音タイプのオレンジ軸は反発が45グラム、クリック感のあるグリーン軸も50グラムでなかなかいいと思います。静音性を重視するか、指先の感覚を重視するかで選んでください」。

Blackwidow Tournament Edition 2014

製品名:Razer「Blackwidow Tournament Edition 2014」

販売価格(税込み):1万2150円

販売ページへ(オレンジ軸/英語)

販売ページへ(グリーン軸/英語)

販売ページへ(グリーン軸/日本語)


2、東プレ RealForce 108UBK(SJ08B0)

 2つ目は東プレの日本語108キーボード「RealForce 108UBK(SJ08B0)/2008年モデル)。意外にもゲーミングモデルではない製品が候補になった。

 松島氏は「この製品はRealForce 106と同じ変荷重キーボードを採用していて、キーによって30/45/55グラムと重さが違うんです。FPSで多用するWSD回りが30グラム、リロードなどで使うRが45と、ゲームでよく使うキーは軽く、それ以外は重くと、ちょうど振り分けられているので指への負担が軽い。応答速度も速いですし、FPSなどとっさの反応が求められるゲームに向いていると思います」とその理由を明かしてくれた。

 ゲーミングキーボードらしい派手なデザインが苦手、と言う人はこちらを検討してみてはいかがだろうか。

RealForce 108UBK(SJ08B0)

製品名:東プレ「RealForce 108UBK(SJ08B0)」

販売価格(税込み):1万8802円

販売ページへ


3、Logicool G910 RGB Mechanical Gaming Keyboard

 一方、MMO向けのオススメとして松島氏が挙げたのは、ロジクールの「G910 RGB Mechanical Gaming Keyboard」。豊富なマクロキー(Gキー)やイルミネーションバックライトなどいかにもゲーミングキーボードというデザインだ。

 「スキルのショートカットをGキーで代用する際、配列が左手の届く範囲に収まっているのがポイントです。左手が届かない場合、右手を使うことになりますが、そうするとマウスから手が離れてしまうので操作がワンテンポ遅れてしまう。どうせ届かないキーは使わないので思い切って省き、キーボードの左側にマクロキーを集中させたレイアウトが特徴ですね。しかもポイントはEscキーの回りはきちんと空間を空けていること。Escキー回りがつまっているとウィンドウを閉じる、戻るなどの操作で誤入力しがちですが、これならすっと指が入るのがいいです」と松島氏。

 「ただ、ロジクール独自のメカニカルキー(Romer-G)はちょっと不思議な打鍵感で、個人的にはメンブレンっぽい感触に近いです。この辺りは好みが分かれるところなので触って確かめてみてください」。

G910 RGB Mechanical Gaming Keyboard

製品名:Logicool「G910 RGB Mechanical Gaming Keyboard」

販売価格(税込み):1万9620円

販売ページへ


4、Razer Orbweaver 2014

 もう1つ、キーボードではないが、MMO向けのユニークなゲーム用キーパッドとしてRazerの「Orbweaver 2014」も候補に挙がった。20個のプログラマブルキーを搭載した左手専用デバイスで、キーにはクリック感のあるRazer独自のグリーン軸が採用されている。

 「個人的に常用したことはないのですが、親指に移動を割り当てたら20のキーすべてをスキルに使えますし、慣れは必要ですが慣れたらすごく快適だと思います。ちなみに同僚はこれを仕事でも使っていて、ゲーム以外の便利な使い方もありそうです。注意点を挙げるとすると、右手にマウス、左手にOrbweaverというスタイルだととっさにチャットができないということでしょうか。MMOでもボイスチャットは最近一般的ですし、そういう環境の人は検討してみてもいいかもしれません」。

Razer Orbweaver 2014

製品名:Razer「Orbweaver 2014」

販売価格(税込み):1万6329円

販売ページへ


5、Sennheiser G4ME ZERO

 次に紹介するのはヘッドセット。松島氏が第一候補として挙げたのは個人的にも使っているというゼンハイザーの「G4ME ZERO」だ。

 「大型のイヤーパッドと大口径密閉式スピーカーが特徴です。オーディオメーカーのゼンハイザーですが、マイクを上げ下げすると自動的にオン/オフが切り替わってとっさにミュートしたい、といったときに便利ですし、右側のカップにボリュームコントロールが組み込まれているので、画面を見たまま音量調節ができたりと、ゲーマー向けに細かく作られています。もちろん、音質はオーディオメーカーだけあってとてもいいです。海外のDJがこれを使っていたりして実績もありますね」と松島氏は絶賛。

 「実績の点で補足すると、プロゲーマーで使っている人を見かけないのは単にスポンサーの影響だと思っています。首から上は“一等地”なので、バックアップしているゲーミングデバイスメーカーの製品を使いますし。プロが試合でヘッドフォンを1つ首にさげていて、もう1つを耳に装着していて、試合が終わってヘッドフォンを外したら、実はさらにイヤフォンをしていた、なんてこともあるくらいですから。自分はメガネをかけていますが、これはイヤーカップの感触がよくて大きめなので痛くならないところが一番気に入っています。オススメです!」。

G4ME ZERO

製品名:Sennheiser Communications「G4ME ZERO」

販売価格(税込み):3万364円

販売ページへ(ホワイト)

販売ページへ(ブラック)


6、Razer Kraken Pro Neon

 ゲーム専用のヘッドフォンとしてだけでなく、もっとカジュアルに使いたいならRazerの「Kraken Pro Neonを検討したい」と松島氏。全6色の鮮烈なカラーバリエーションが目を引く。

 「カラフルな見た目が特徴ですが、ヘッドフォンとしても完全密閉型のイヤーカップと40ミリネオジウムマグネットドライバで、外の音にじゃまされないクリアな音を楽しめます。また、比較的軽量設計になっているので外出時の利用にも向きますし、マイクも収納できるタイプなので外で使っていても違和感はありません。ファッションに合わせて色を選べば、ゲームだけでなく普段使いのヘッドフォンとしても活躍しそうです。価格が1万円ちょっとと安価なのもポイントですね」。

Kraken Pro Neon

製品名:Razer「Kraken Pro Neon Red」

販売価格(税込み):1万1664円

販売ページへ(red)

※そのほかカラーバリエーションは同社の直販サイトを参照

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月19日 更新
  1. 無償版「Copilot」でもフルタイムでGPT-4 Turboが利用可能に/「Copilot for Security」が4月1日から一般提供開始 (2024年03月17日)
  2. ナゼか小型タブレットでお絵描きにハマりそう! NECPC「LAVIE Tab T14/T9」 の実機を試して分かった驚き (2024年03月18日)
  3. 最高6.2GHzで動作するCoreプロセッサ現行最上位の「Core i9-14900KS」がデビュー! (2024年03月18日)
  4. 外付けGPU「ONEXGPU」でビジネスノートPCをパワーアップしてみた オンライン会議における“もっさり”の解決策になる? (2024年03月19日)
  5. 総務省がCHUWI(ツーウェイ)を「行政指導」 一部モデルで認証の取得漏れなどが判明 当該機種では「5GHz帯Wi-Fi」は使わないように (2023年04月13日)
  6. ロープロで2スロット厚! NVIDIA RTX 2000 “Ada世代”のグラフィックスカードが登場! (2024年03月16日)
  7. 新「M3 MacBook Air」は守備範囲の広さが魅力 MacBook Proとの違いはある? 買い替え検討者に伝えたい注目ポイント (2024年03月14日)
  8. PCの累計生産台数5000万台突破目前! 「島根富士通」が出雲にある理由 (2024年03月15日)
  9. Copilotで画像を生成できる「Image Creator」を試してみよう (2024年03月15日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー