COMPUTEX TAIPEI 2015が、台湾の台北市で6月2日から6日の日程で行われる。ただし、正式開幕前日の1日から、台湾有力ベンダーや外資系半導体企業が関係者向けの説明会を朝から晩までびっしり行うなど、実質的にスタートする。
展示会場は例年と同じく、Taipei World Trade Center Nangang Exhibition HallにTaipei International Convention Center、Taipei World Trade Center ExhibitionのHall 1とHall 3だ。このほか、会場の近くにあるホテルにプライベートブースを用意する企業も多い。
CONPUTEX TAIPEI 2015は、IntelのCPU“Skylake”やMicrosoftの“Windows 10”など、新世代プラットフォームが登場する直前というタイミングで行うことになる。Windows 10についてはBuildやプレビュー版の登場で事前情報が数多く出てきているが、パーツベンダーや周辺機器メーカーの対応状況などに関する動向が気になるところだ。また、Skylake関連についても、マザーボードベンダーが開発中の対応モデルを展示する可能性がある。また、なにかと注目のAppleWatchが登場して時間も“いい具合”に経ったこともあって、アジア各地のベンダーが“ユニーク”なWatchを展示しちゃったりするかもしれない。
そんな、気になる“次世代直前”製品情報を、会期中ずっと“雷雨豪雨”となりそうなTaipeiから連日紹介する予定だ。
そんな、現地情報をいち早く日本に紹介するために欠かせないのが、ネットワークインフラだ。画像をふんだんに使ってきれいなお姉さん、いや、製品その他を伝えるため、転送するデータ量はけっこう大きい。“たいむ いず まねー”なご時世ゆえに、送稿データの転送に時間をかけたくない。となると、使いたいのは、4G LTEクラスのモバイルデータ通信インフラだ。できれば、容量無制限で使いたい。
台湾でも、4G LTEの運用が始まっている。ただし、データ通信容量が無制限の4G LTEプリペイドSIMが購入できるのは、台湾桃園国際空港だけだ。市内に近く、羽田国際空港と結ぶ便が多く、最近利用者が増えている台北松山空港では購入できない。
台湾桃園国際空港では、Taiwan Mobile(台湾大哥大)とAsia Pacific Telecom Group(APTG:亞太電信)が容量無制限の4G LTEプリペイドSIMを扱っている。このうち、APTGのプリペイドSIMプランは、利用期間4/6/8/11/13/15日ごとに、それぞれ、250/300/400/500/700/750台湾ドル(2015年5月30日のレートは4.02円)のプランを用意している。インターネットによるデータ通信専用で音声通話は利用できない。音声通話も対応するTaiwan Mobileの4G LTEプリペイドSIMのプランとくらべると、データ通信専用となる分、価格を16〜40%ほど低く抑えている。
ただ、APTGの販売カウンターが第2ターミナルの入国審査前のエリアにあって、かつ、到着するゲートから入国審査エリアまでに利用する通路によっては、販売カウンターが見えない位置にあるため気がつきにくい。販売カウンターは、入国審査窓口に向かって右側奥にある。左側通路から入ってくると大きな柱に遮られて見えないので注意したい(私も危うく入国する寸前に、偶然会った“知り合いのライター氏”のアドバイスで見つけることができた)。
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