「AX24」は、デスクトップPC向けグラフィックスカードを搭載可能にしたディスプレイ一体型PCだ。現時点では“コンセプトモデル”の位置づけだが、MSI内部では製品化を目指して開発を進めており、可能ならば2015年中の出荷を目指したいとしている。背面に設けたグラフィックスカード搭載ベイには、2スロット厚クーラーユニットを載せたハイエンドモデルも組み込み可能で、かつ、グラフィックスカードのベンダーはMSIに限らないという。また、ユーザーが自分でグラフィックスカードを組み込むことも可能とMSIのスタッフは説明している。
そのほかの仕様もハイエンド志向だ。PCI Exress対応M.2を2基用意してRAID 0の構築をサポートするほか、有線LANコントローラにはKiller E2200を採用する。CPUはCore i7シリーズの搭載に対応する。
「MSI GTX 980Ti GAMING 6G」は、GeForce GTX 980 Tiを実装したMSIグラフィックスカードの最上位モデルになる。グラフィックスメモリはGDDR5を6144Mバイト載せる。映像出力インタフェースとしてDVI-IとHDMI、そして3基のDisplayPortを備える。MSIのグラフィックスカードで評価の高いオリジナルクーラーユニット「Frozr」は第5世代の「Twin Frozr V」を採用した。このほか、MSI独自基準の信頼性指標「Military Class 4」に準拠し、ゲーミング設定ユーティリティ「MSI Excisive Gaming App」とオーバークロック設定ユーティリティ「MSI Afterbuner」も利用できる。
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