最新GPUで生まれ変わった高性能“お仕事ノート”の決定版――「Endeavor NJ5970E」徹底分析ビジネスを加速するフラッグシップマシン(2/3 ページ)

» 2015年06月09日 14時00分 公開
[ITmedia]
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パワフルなクアッドコアと最新GPUを採用

 基本システムは、第4世代Coreプロセッサー(開発コードネーム=Haswell Refresh)を中心とするプラットフォームを採用している。BTOでは評価機が搭載しているCore i7-4910MQを筆頭に、5種類のモデルからCPUを選べるようになっている。

 評価機が搭載するCore i7-4910MQは、第4世代Coreプロセッサーの中でも特に高性能なモデルの1つで、クアッドCPUコアを内蔵し、Hyper-Threadingにより8スレッド同時処理に対応する。動作周波数も標準2.9GHz、最大3.9GHzと高速。オフィスアプリケーションはもちろん、クリエイティブ、エンジニアリングなど幅広い用途に対応できる処理性能を備えている。

 グラフィックス機能は、NVIDIA GeForce GTX 950M(2Gバイト)とCPU内蔵のIntel HD Graphics 4600とのハイブリッドグラフィックスを採用しており、使うアプリケーションによって、シームレスに切り替えられる。

CPUはBTOで選ぶことができる。第4世代Coreシリーズの高性能クアッドコアモデルを搭載可能だ。グラフィックス機能は、NVIDIAのGeForce GTX 950M(2Gバイト)とCPU内蔵のIntel HD Graphics HD4600のハイブリッド構成となっている(画面=左)。NVIDIA Optimus Technologyに対応しており、GeForce GTX 950MとCPU内蔵GPU(Intel HD Graphics 4600)をアプリケーションごとに使い分けることができる。使い分けの設定はNVIDIAコントロールパネルで確認できる(画面=右)

 GeForce GTX 950Mは、NVIDIAの最新ミドルレンジGPUであり、3Dゲームタイトルもプレイできる3D描画性能に加えて、Adobe Photoshop CC、Adobe Premiere Pro CCなどクリエイティブアプリケーションをハードウェアレベルでアクセラレーションする機能も備えている。オフィス、ゲームのほか、マルチメディア、クリエイティブ、エンジニアリングといった分野のアプリケーションを高速に処理することができる。

 一方、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4600は、3D描画性能はさほど高くはないものの、基本的な消費電力が低いほか、ハードウェアエンコーダ「Intel Quick Sync Video(QSV)」を搭載しており、対応ソフトでは動画変換などを高速に行なえるメリットがある。

 なお、GeForce GTX 950MとIntel HD Graphics 4600の切り替えは、NVIDIA Optimus Technologyにより行われる。高い3D描画性能が要求されるゲームやAdobe製クリエイティブソフトなどではGeForce GTX 950Mが、Webブラウズや動画再生などではIntel HD Graphics 4600が使われ、性能と消費電力を最適に保たれる。GPUの使い分けの判断は自動的に行なわれるが、NVIDIAコントロールパネルで一部を手動で設定することも可能だ。

豊富なBTOメニューでさまざまなニーズに対応

 メモリやデータストレージは、BTOメニューで豊富な選択肢が用意されており、社内の事情や利用するアプリケーションなどに応じて柔軟にカスタマイズすることができる。

 例えば、オフィスアプリケーション中心ならそれほど大容量のメモリは必要ないが、クリエイティブやエンジニアリングのアプリケーションにはメモリが多いほど快適に使えるだけにできるだけ増やしたい。

 また、扱うデータを社内のサーバやクラウドで管理している企業なら、ノートPCは大容量ストレージを持つ必要がなく、むしろ搭載させたくないだろう。あるいは、タブレットとの2台持ちで、データはノートPCに集約して管理したいというならば大容量ストレージが必要となる。

 このように、メモリやストレージの需要は社内のシステム体制によって異なってくる。メモリは4Gバイトから16Gバイトまで用意されており、ストレージも最大2TバイトのHDDから512GバイトのSSDと選択肢が幅広く、さまざまな場面に対応できるのはEndeavor NJ5970Eの大きな強みだ。

基本スペックは幅広いBTOに対応。用途に応じて構成を柔軟にカスタマイズできるのが強みだ

 光学ドライブを内蔵するオールインワン構成もポイントだ。コンシューマーでの重要性は低下しているが、ビジネスではまだまだ出番がある場合も多い。社内にCD/DVDの資産がある場合はもちろん、取引先から配布される場合もあるかもしれない。セキュリティを考えてあえてリードオンリーの光学メディアを使う機会もあるだろう。外付けでも対応可能ではあるが、やはり本体に内蔵していたほうが余計に場所もとらず、スマートに運用できる。

 通信機能は、有線LAN(1000BASE-T)を標準装備するほか、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth v4.0を追加できるなど、無線通信の種類にもいくつか選択肢が用意されており、必要に応じて選ぶことが可能だ。

ノングレアのフルHD液晶ディスプレイとフルサイズキーボードを装備

 15.6型ワイド液晶の表示解像度はフルHD(1920×1080ドット)表示に対応している。低価格PCで標準的な1366×768ドットに比べて表示領域は約1.97倍あり、Webページを2枚並べての表示やワープロやPDFの見開き表示なども無理なく対応できるし、同時に複数のウインドウを開いての作業がスムーズに運ぶ。最近のコンシューマー向けノートPCの水準からいえば特に高解像度というわけではないが、等倍で利用しても表示が細かすぎることもなく、ビジネスで使いやすいバランスだろう。

 表面処理はビジネスPCの王道であるノングレア仕上げだ。コンシューマー製品で主流のグレア液晶は写真などを鮮やかに見せるが、照明の光などが映り込みやすく使用場所が限定されるうえ、長時間の利用では目が疲れやすい。一方、ノングレア液晶は特殊な加工により光を拡散させるため照明などが映り込みにくく、長時間の使用でも目が疲れにくいというメリットがある。目視での視認性も良好だ。

15.6型液晶ディスプレイは1920×1080ピクセル表示に対応する。照明などが映りこみにくく場所を選ばず快適に利用できるノングレア仕上げで、明るさも十分あり、視認性に優れている

 キーボードは、6列のアイソレーションタイプで、キーピッチは18.82ミリを確保している。ストロークも1.4ミリとしっかりあり、スイッチの感触も良好だ。キーボード下の剛性もしっかりしていて、強めにタイプしてもたわむような感触もない。テンキーも付いているので、業務で数値入力を多用する方にはありがたいだろう。

 キーボードの手前には、ポインティングデバイスとして2ボタン式タッチパッドを装備している。2本指でのスクロールや、2本指の開閉でズーム/パンを行うマルチタッチジェスチャー機能のほか、パッドのエッジから内側に指を滑らせてチャームの表示などを行うエッジスワイプ機能も備えている。

キーピッチ18.82ミリ、キーストローク約1.4ミリを確保したテンキー付きのキーボードを装備する。キーのスイッチの感触、キーボード下の剛性もしっかりしており、打鍵感も良好だ

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