Apple Watch「バンド単体購入」の悲劇――「レザーループバンド」交換リポート購入時は要注意!?(2/2 ページ)

» 2015年06月15日 15時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]
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そして悲劇が訪れる

 レザーループの装着感は、スポーツバンドのサラサラとした手触りとは大きく異なり、しっとりとした肌触りだ。マグネットで固定する仕組みは秀逸で、装着感は痛快の一言。文字通りピタリと固定できる。ベルトにある溝部分で折り返すため、ベルトの微調整が容易に行えるのもうれしい。

 ただ、通気性は皆無といえるほどで、少し汗ばんだりするととたんに付け心地が悪くなってしまう。例えば、家から出社する1時間ほどの間でベルト部分に汗がたまってしまう。これからの夏場はいやでも気になってしまうところだ。なお、同社のサポートページでは、レザータイプのみ「バンドを自然乾燥」させるよう明記されている。このあたりは、エラストマー製のスポーツバンドに分がある部分といえそうだ。

早速、腕に巻いてみよう
折り返しの膨らみもそれほど気にならない
一見したところ、きちんと巻けているように見えるが……

 そして最大の問題は、バンドのサイズにあった。前述したとおり、今回購入したのは手首回りが180〜210ミリのLだったが、腕のベストポジションに巻くと2〜3ブロックほどベルトがはみ出してしまうのだ。

そして悲劇が訪れた。そう、筆者の腕に巻いたところサイズLでは3ブロックほど余ってしまうのだった……

 遅ればせながら手首周りを実測したところ、ちょうど180ミリとスペック上はLでも問題ないはずなのだが、筆者にはMがベストなサイズだったのだろう。ベルトを切断する手もあるにはあるが、それは忍びなくわずかなところなので何とかならないものかと考えた結果、現状では下記のように活動量計の隣にApple Watchを巻くことでしのいでいる。

筆者なりの対応方法として、メインの位置に活動量計(写真はJawboneの「UP3」)を巻き、その脇(より腕が太い方)にApple Watchを配置すると長いベルトがちょうどいい案配になる

 やはり、Apple Watchの試着を予約すればよかったかと思うも、もはや後の祭りだ。税込1万9224円は高い勉強代だったが、ベルトを付け替える楽しみが増えたと思えば(何とか)納得できる。

 それよりも誤算だったのは、筆者の周りでレザーループのブライトブルーを購入した人が3名もいたことだ。こちらの対応はいかんともしがたく、イタリアのアルツィニャーノで手作りされているというベネチアレザーをじっと見ながら、思案に暮れるのだった。

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