VMware vSphere Clientは通常のWindows用アプリなので特に困ることはないだろう。インストールウィザードに従ってインストールすればよい。
インストールが完了したらVMware vSphere Clientを起動し、VMware vSphere Hypervisorに接続する。VMware vSphere Hypervisorの起動画面に表示されているIPアドレス、ユーザー名root、パスワードを入力する。SSL証明書が自己証明書のため、セキュリティ警告が表示されるが無視、もしくは証明書をインストールして次に進む。
この時点ではまだ評価ライセンスであり、60日間で使用期限が切れてしまう。継続した利用も無償なので、ここでライセンス登録を行ってしまおう。メイン画面の左ペインでサーバを選択、右クリックして「メンテナンスモードへの切り替え」を選択する。メンテナンスモードはVMware vSphere Hypervisorの基本的な設定を変更するためのモードなので、仮想マシンの動作に制限が発生する。仮想マシンを作成していない段階では特に影響はない。
メンテナンスモードに切り替えたら「構成」タブを開き、ソフトウェアグループの中のライセンス機能を選択する。右の「編集...」をクリックしてライセンスの割り当てを行う。
この時点でもVMware vSphere Hypervisorのローカルディスク上に仮想マシンを作成することは可能だが、今回はASUSTOR NASをストレージとして使用するため、先にASUSTOR NASでの設定を行う。
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