先週はハイエンドグラフィックスカードの話題も多かった。
6月末に登場したRadeon最上位の「R9 Fury X」搭載カードは、1週間経っても品薄状態が続いている。ブランド問わず1〜2個ほど入荷して、店頭に出せばすぐに売り切れるといったコメントを複数のショップで聞いた。ただし、初回のニーズは満たせたのではといった声も混ざるようになっている。
TSUKUMO eX.は「『出たら迷わず買う!』という人たちの需要はある程度満たせて、次の『レビューを見たうえで買う』『好きなブランドのものが出たら買う』という人たちの波が来ているところですね。R9 Fury Xは今のところ全部リファレンスデザインですが、それでもブランドにこだわる方は少なくありません。高価なモデルほどこだわる人が多い傾向にありますね」と分析する。
一方、GeForce系ではGTX 980 Tiのオリジナルクーラーモデルが先週も複数メーカーから登場している。ZOTACからは3連ファンを採用した「GeForce GTX 980 Ti AMP! Extreme」と「GeForce GTX 980 Ti AMP! Edition」が、それぞれ13万円台前半と10万5000円前後で売り出されている。どちらもオーバークロックされているが、AMP! Editionのベース1051MHz/ブースト1140MHzに比べ、AMP! Extremeはベース1253MHz/ブースト1355MHzと上げ幅が大きい。
BUY MORE秋葉原本店は「性能的にAMP! Extremeは魅力的ですが、価格を見るとTITAN Xとのバランスで悩むという難しいところです。とはいえ、質のいいバリエーションが増えるのは歓迎したいですね」と話していた。
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