ネットギアジャパンは8月9日、ネットワークカメラ「ARLO(アーロ)」や、SIMフリーのLTEモバイルルーター「AirCard785」など、最新のネットギア製品に触れることができるユーザーイベントを東京・秋葉原の秋葉原UDXで開催した。
ネットギアはカルフォルニアのシリコンバレーを拠点とし、25カ国に展開するネットワーク機器メーカーだ。家庭向けに1億5700万台、ビジネス向けには3300万台の商品を出荷している。ビジネス分野では、ターゲットを中小企業に絞ることで高性能な製品を手頃な価格で提供できることが強みという。
「ARLO(アーロ)」は、ベースユニットとカメラユニットをペアで利用するネットワークカメラだ。IP65準拠の防水防塵に対応するカメラユニットは、リチウム電池(CR123)×4を使用することで電源ケーブルすらも不要という完全ワイヤレスを実現。本体にマグネットを備え、屋外を含めさまざま場所に取り付ることができる。カメラは最大5台まで増設可能。
撮影解像度は最大720p、視野角は110度で、撮影した映像はベースユニットを経由してネットギアのクラウドストレージに保存される。ローカルには保存できない。クラウドへの保存期間は無料プランで直近の7日間。モーション駆動により、動きを察知したときのみ録画するため、電池で約6カ月もの連続駆動が可能だ。暗闇でも撮影できるナイトビジョン機能も備える。価格はベースステーションとカメラ×2のセットが4万9800円(税込)で、増設用のカメラは1万7800円(税込)。
「AirCard AC785」は、4G LTEに対応するSIMロックフリーのモバイルWi-Fiルーターだ。接続状況を表示できるディスプレイを備え、連続通信時間は10時間以上、連続待機時間は300時間で、最大15台までのモバイル端末を接続可能だ。価格は1万7800円(税込)。
802.11acが利用可能で、対応バンドは4G LTEが「1(2100)、3(1800)、5(850)、6(800)、9(1700)、19(800)、21(1500)」、3G HSPA+は「1(2100)、5(850)、6(800)、9(1700)、19(800)」で、ドコモのLTEネットワーク(クアッドバンド)にすべて対応。最大通信速度は下り150Mbps、上り50Mbpsだ。
「ReadyNAS」はホーム向けのネットワークストレージで、今回紹介された製品ラインアップは、エントリークラスで売れ筋の「ReadyNAS 100シリーズ」、上位機種の「ReadyNAS 200シリーズ」だ。
担当者によれば、「ネットギアのNAS製品はデータを安全に守ることを再重視。RAIDボリューム構成はもちろん、アクセス頻度の低いファイルの破損を事前に検知、修復するビットロットプロテクション機能、ReadyNAS間でのバックアップ機能などに加え、他社のNASでは1〜2年の保証が多い中、ReadyNASは業界最長の3年保証、そして365日の電話サポートを実現している」と、充実のバックアップ体制を来場者にアピールした。
イベントの終盤には来場者が参加できるビンゴ大会が行われ、ARLOをはじめとするネットギア製品が10名にプレゼントされた。担当者は「ネットギアは、このような規模のイベントを開催するのは日本上陸以来初めて。想像以上の人数のお客様にご来場いただき大変嬉しく思っている」と喜びを表した。
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