WD Cloudに保存したデジタルコンテンツを、家族や友人と簡単に共有できるのもポイントだ。ファイルのサムネイルを右クリックして出てくるメニューから共有リンクを選ぶか、ファイルを開いて画面右下に表示される「共有」をクリックすると、共有リンクを発行する。
メールアドレスを指定すれば、閲覧用のURLを直接相手にメールで送信したり、WD Cloudサービスへのサインインが必要なよりセキュアなプライベートリンクも発行できる。メールアドレスを指定せず誰でも閲覧できる共有リンクを作って渡すことも可能だが、プライベートな写真や動画は後者のほうがよさそうだ。ただ、「他者との共有」画面から、現在共有されているデータは一覧でき、後から共有を停止することも可能だ。
WD Cloudの最大の魅力は、日々増え続けているデータを驚くほど簡単に管理し、活用できる点だ。設定自体は数分で完了できるし、外出先からのリモートアクセスもウエスタンデジタルが用意したサーバの認証を経由することでネットワークの知識は必要ない。Macユーザーなら、iCloudと同じ感覚で、iCloudよりも大容量のストレージを、より安く利用できるようなものだ。
iPhoneで撮影した写真があふれて困っている、もっと手軽にみんなと共有したい、でもNASってなんだか難しそうだし、定額制クラウドサービスはいつ終わるか分からないローンを続けるようでちょっと――もしあなたがそんなふうに考えているのなら、WD Cloudを検討してみてはいかがだろうか。WD Cloudは一家に一台あると便利な、誰でも簡単に扱える家電のようなNASだ。
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