DDR4-2400“ネイティブ”のB1ガーバー採用メモリの性能をメモリ転送速度測定ベンチマークテストを用いて検証してみる。なお、メモリのSPDデータとは異なる動作モードで動かすこともあるが、その場合の動作確認方法としては、3DMarkのFire Strike、MaxxMEM2、MaxxMEM2 Multi、Sandraの「メモリー帯域」、「キャッシュとメモリー」をすべて完走し、データに不自然な挙動がなければ成功と判定している。また、オーバークロック状態では、CPUが最大倍率に固定することから、メモリの定格でのテストにおいても、CPU倍率を42倍に固定して計測してみた。
メモリモジュール性能検証システムの主な仕様 | |
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CPU | Core i7-6700K(4.2GHz固定) |
マザーボード | MSI Z170A GAMING M7(Intel Z170 Expressチップセット) |
SSD | Crucial BX100 CT500BX100SSD1(Serial ATA 6Gbps、MLC、500Gバイト) |
GPU | Intel HD Graphics 530(CPU統合グラフィックスコア) |
電源ユニット | Seasonic SS-1000XP(80PLUS Platinum、1000ワット) |
センチュリーマイクロのプロトタイプとCrucialの「CT2K8G4TFD8213」を用い、定格クロックであるDDR4-2133で動かしてみる。マザーボードの自動設定で起動した場合のアクセスタイミングについては、どちらのメモリも15-15-15-36ー278-2Tで同じだった。CPU-Zで確認できない部分で違いはあるかもしれないが、その影響は軽微だ。実際、MaxxMEM2、MaxxMEM2 Multiの結果は、多少の誤差はあれどほぼ同じスコアだった。3DMark、および、Sandraの結果も同様だ。旧ガーバーも新ガーバーも、同じパフォーマンスだといえる。
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