センチュリーマイクロのプロトタイプで試す新基板「B1ガーバー」メモリの実力DDR4-3000超の高速圏を目指せ!(2/4 ページ)

» 2015年08月26日 10時03分 公開
[石川ひさよしITmedia]

DDR4-2133とDDR4-2400で性能差はないがDDR4-3000まで回った

 DDR4-2400“ネイティブ”のB1ガーバー採用メモリの性能をメモリ転送速度測定ベンチマークテストを用いて検証してみる。なお、メモリのSPDデータとは異なる動作モードで動かすこともあるが、その場合の動作確認方法としては、3DMarkのFire Strike、MaxxMEM2、MaxxMEM2 Multi、Sandraの「メモリー帯域」、「キャッシュとメモリー」をすべて完走し、データに不自然な挙動がなければ成功と判定している。また、オーバークロック状態では、CPUが最大倍率に固定することから、メモリの定格でのテストにおいても、CPU倍率を42倍に固定して計測してみた。

メモリモジュール性能検証システムの主な仕様
CPU Core i7-6700K(4.2GHz固定)
マザーボード MSI Z170A GAMING M7(Intel Z170 Expressチップセット)
SSD Crucial BX100 CT500BX100SSD1(Serial ATA 6Gbps、MLC、500Gバイト)
GPU Intel HD Graphics 530(CPU統合グラフィックスコア)
電源ユニット Seasonic SS-1000XP(80PLUS Platinum、1000ワット)

DDR4-2133設定

 センチュリーマイクロのプロトタイプとCrucialの「CT2K8G4TFD8213」を用い、定格クロックであるDDR4-2133で動かしてみる。マザーボードの自動設定で起動した場合のアクセスタイミングについては、どちらのメモリも15-15-15-36ー278-2Tで同じだった。CPU-Zで確認できない部分で違いはあるかもしれないが、その影響は軽微だ。実際、MaxxMEM2、MaxxMEM2 Multiの結果は、多少の誤差はあれどほぼ同じスコアだった。3DMark、および、Sandraの結果も同様だ。旧ガーバーも新ガーバーも、同じパフォーマンスだといえる。

CPU-Zで確認したセンチュリーマイクロのB1ガーバープロトタイプ(写真=左)とCrucial CT2K8G4TFD8213(写真=右)のSPD情報

センチュリーマイクロのB1ガーバープロトタイプ(写真=左)とCrucial CT2K8G4TFD8213(写真=右)のDDR4-2133時動作モード(自動認識時)

MaxxMEM2 v2.01 (DDR4-2133)

MaxxMEM2Multi v1.71 STREAM(DDR4-2133)

MaxxMEM2Multi v1.71 MMX(DDR4-2133)

MaxxMEM2Multi v1.71 SSEx(DDR4-2133)

Sandra 2015.SP2b 21.42 メモリーの帯域(DDR4-2133)

Sandra 2015.SP2b 21.42 キャッシュとメモリー(DDR4-2133)

3DMark 1.5.915 Fire Strike(DDR4-2133)

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