キヤノンは個人向けモデルのターゲットユーザーとして、「写真はSNSでのやり取りで十分」「プリントは高価」「面倒くさい」という、普段から写真をプリントしない層を狙う。これらの層が写真プリントをしない理由として挙げるのが、「保管に困る」「スマホで十分」「プリントは面倒」といったものだ。
そこでキヤノンは「プリンタの価値を改めて伝えること」に重点を置き、プリントニーズを創出するために、写真をオシャレに飾るコツやテクニック、生活に役立つプリントコンテンツをまとめたWebサイト「P-note」を7月8日からオープンした。
さらにスマートデバイス向けアプリは「Canon PRINT Inkjet」に刷新、2009年以降の過去モデルにもさかのぼって対応する。液晶モニタがないモデルでもアプリから便利に操作できるという。また、PIXUSクラウドリンクによってInstagramの写真プリントにも対応した。
写真にスマートフォンのカメラをかざすことで、ARで写真が動き出すように動画を再生できるWarld Limitedの「Clip(クリップ)」とのタイアップも発表。動く写真をプリントするには、インターネットやコンビニ、店頭などで有料の写真プリントが必要だったのに対し、キャンペーン期間中は家庭でもPIXUSのインクジェットプリンタを使ってプリントできるようになる。
期間は2015年8月26日から2016年3月31日まで。対応機種は今回の2015年秋冬モデルを含む2009年秋以降の無線LAN対応モデル。
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