ストレージ関連の新製品では、東芝の2.5インチHDD「MQ03ABB300」が注目を集めていた。1枚750Gバイトの高密度プラッタを使い、2.5インチサイズで初の3Tバイトを実現したのが最大の特徴だ。5400rpmでSATA 3.0に対応する。価格は2万3000円弱。
ただし、厚みは通常の9.5ミリではなく15ミリとなる。入荷したパソコンハウス東映は「ノートPCの換装用としては厳しいと思います。小型マシンに組み込んだり、高密度プラッタの省電力性を求めたりする人にはよいでしょう」と話していた。
なお、これまでの2.5インチHDDの最大容量である2Tバイトモデルは、2012年8月にウエスタンデジタルから15ミリ厚の「WD20NPVT」(発売当初は1万8000円前後)が売り出されたが、9.5ミリ厚モデルは2年後の2014年8月のサムスン(シーゲイト)「Spinpoint M9T ST2000LM003」を待たなければならなかった。
某ショップは「いまは2.5インチで2TバイトといえばSSDもありますから。価格は置いて、容量でHDDの優位性を確保するにはどんどん最大容量を更新していかないとダメでしょうね」と話していた。
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