クリエイティビティを加速するフラッグシップマシン「Endeavor Pro8100」徹底解剖最高峰システムが新BTOでさらなる高みへ(1/3 ページ)

とにかく速いマシンが欲しいユーザーに朗報だ。エプソンダイレクトが誇るフラッグシップマシン「Endeavor Pro8100」が新BTOメニュー追加でパワーアップ。さらにハイエンドなタワー型PCへと進化した。

» 2015年09月29日 10時00分 公開
[ITmedia]
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フラッグシップマシンがさらに進化

 エプソンダイレクトの「Endeavor Pro8100」は、同社PCラインアップの頂点に立つフラッグシップタワー型シリーズだ。

 「Haswell-E」の開発コード名で知られるインテルのウルトラハイエンドプラットフォームの採用と、Endeavorシリーズ独自のBTOシステムにより、その超高性能システムを柔軟にカスタマイズできるため、用途や現場によって異なるニーズに最適なマシンを組み上げられる。また、長年ハイエンドPCを提供しているエプソンダイレクト独自のノウハウを生かした信頼性の高さや、メンテナンス性のよさも大きな魅力だ。

 このたび、そのEndeavor Pro8100のBTOメニューに最新のテクノロジートレンドを反映した選択肢が加わり、さらに強力なマシンへと進化した。実機を見ながら、その驚異の実力を検証していこう。

エプソンダイレクトの「Endeavor Pro8100」は、インテルのウルトラハイエンドプラットフォームを採用した超高性能タワー型シリーズだ。ワークステーションクオリティのパフォーマンスと信頼性、独自のBTOシステムによる柔軟なカスタマイズが魅力

注目ポイント1:並のハイエンドとは次元の違うCPUパフォーマンス

 Endeavor Pro8100は、インテルのLGA2011-v3プラットフォームを採用する。これは通常のハイエンドを超えた「ウルトラハイエンド」に位置づけられるプラットフォームで、性能面で大きなアドバンテージがある。

 最も大きなポイントは、6コア以上のCPUを搭載できることだ。LGA2011-v3対応CPUは、開発コード名「Haswell-E」として知られており、その最上位モデルとなるCore i7-5960X Extreme Editionはオクタコア(8コア)、リーズナブルなCore i7-5930KやCore i7-5820Kでもヘクサコア(6コア)だ。さらに、Hyper-Threading技術により、1コアに付き2スレッドの同時実行が可能であり、Core i7-5960X Extreme Editionは、8コア16スレッド処理に対応する。

 対して、一般的なPC向けの第6世代Coreプロセッサー(開発コード名=Skylake)や第4世代Coreプロセッサー(同Haswell/Haswell Refresh)では最大でもクアッドコア(4コア)であり、同時処理スレッド数は8スレッドである。この違いは、クリエイティブ系アプリケーションのパフォーマンスに決定的な違いをもたらす。通常のハイエンドとウルトラハイエンドの間には、大きな超えられない壁が存在するのだ。

Endeavor Pro8100は、通常のPCでは搭載できない8コア/6コアのCPUが選べる。評価機では、インテルのコンシューマ向けCPUの現行最上位モデル「Core i7-5960X Extreme Edition」(8コア)を搭載していた

MAXONの3DCG制作ソフト「CINEMA 4D」では、画面を分割してレンダリングする。CPUの同時処理スレッドの数だけ並行してレンダリングできる。これをベースにしたベンチマークテストプログラム「CINEBENCH R15」でその威力は確認できる

注目ポイント2:128Gバイトの超大容量メモリを搭載可能に

 ウルトラハイエンドのアドバンテージはCPUだけにとどまらず、システム全体に及ぶ。メモリは、DDR4-2133 SDRAM(PC4-17000)を採用。4組のメモリに同時アクセスする「クアッドチャンネルアクセス」に対応しており、第6世代Coreプロセッサーを搭載したシステムの2倍、第4世代Coreプロセッサー搭載システムの2.66倍の帯域を持つ。

 メモリ容量はBTOで選択できるが、Endeavor Pro8100の新たなBTOオプションが強化され、なんと128Gバイトものメモリが搭載可能になった。一般ユーザーにとっては、もはや完全にストレージの領域だが、コンテンツクリエイトの現場では、まさに待望の仕様だろう。

 というのも、クリエイティブツールでは、とにかくメモリが重要だ。ヒストリー(作業の履歴)を多数保存する設定にしていつでも前段階に戻れるようにしたり、調整レイヤーでフィルタ処理の効果を確認しながら効果の度合いや範囲を細かく変えていく、といったような試行錯誤を繰り返す作業には多くのメモリが必要になる。

 特に、最近では4K、8Kといった高画質コンテンツも求められるようになってきており、素材となるデータのサイズも、中間過程のサイズも大きくなる一方だけに、メモリに対するニーズは右肩上がりで上昇している。

 「数年前は十分すぎる容量だったのに今ではまったく状況が変わっている(すぐにメモリ不足になってしまう)」ということも珍しくない。128Gバイトもあれば、4K以上のコンテンツの制作環境も格段に快適になり、制作に集中できることだろう。

 もちろん、Endeavor Pro8100のBTOメニューには、128Gバイトだけでなく、下は4Gバイトから幅広く容量の選択肢が用意されているので、用途や予算に合わせて柔軟に選択できる。

Endeavor Pro8100は、DDR4-2133 SDRAM(PC4-17000)を最大で8枚搭載可能。BTOメニューの強化により、容量はなんと128Gバイトまで搭載できるようになった。4組のメモリに同時にアクセスするクアッドチャンネルアクセスに対応しているため、メモリ帯域も第6世代Coreプロセッサーの約2倍(68.3Gバイト/秒)ときわめて高速だ

注目ポイント3:ストレージにはPCI Expressの高速SSDがエントリー

 Endeavor Pro8100は、柔軟な構成ができるデータストレージシステムも大きな魅力だが、ここもBTOメニューが強化され、PCI Express 3.0 x4接続の高速SSDが選択可能になった。4Kビデオなど大容量素材を大量に取り込んだり、作成したコンテンツの書き出しも高速に行なえ、こちらもクリエイティブワークの生産性向上に大きく貢献するだろう。

 PCI Express 3.0 x4の帯域は約4Gバイト/秒(信号速度32Gbps)とSerial ATAの6.5倍以上ある。そのうえ、LGA2011-v3対応のCore i7-5960Xと5930Kは40レーン、5820Kは28レーンと、CPU側にPCI Express 3.0インタフェースを多く持っているため、チップセットを経由せずにPCI Express SSDをCPUに直結でき、高速SSDのパフォーマンスをより効果的に発揮することが可能だ。

 SSDは単体SSDインタフェースとしては最速のPCI Express 3.0 x4で接続される超高速モデル。従来のSATA SDDはもちろんのこと、PCI Express x2接続のSSDと比べても次元の違うパフォーマンスを発揮する。

M.2 SSDは現行最速のPCI Express 3.0 x4で接続される

 このM.2 SSDのほかに、2.5インチSSD/3.5インチHDDは合計で4台まで搭載でき、RAID 0/RAID 10構成を含めた柔軟な組み合わせが可能になっている。最大では4台合計で32Tバイトもの大容量を搭載することができ、大規模なコンテンツを制作するプロジェクトにも対応することが可能だ。

 さらに、2.5インチSSD/3.5インチHDDに関しては、同社オリジナルPCケースにフロントアクセス機構を実装している点も見逃せない。この機構により、内蔵のSSD/HDDをいつでも簡単に、工具なしで着脱することができ、万一トラブルがあった場合にSSD/HDDをすぐ交換できるため、業務のダウンタイムを最小限に抑えることができる。

 また、購入後にドライブの台数を増やしたり、より高速なドライブ、あるいはより大容量のドライブに交換するといった作業も手間をかけずに行なうことができる。大容量の素材や作品をドライブごと管理/移動するといったような場合にも楽に対応することができるのだ。

Endeavor Pro8100専用ケースの大きな特徴であるフロントアクセス機構により、2.5インチSSD/3.5インチHDDは、工具なしで簡単かつ確実に着脱が可能

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