ベンチマークテストで性能をチェックしよう。評価機の構成は、CPUがCore i7-6700K、メモリが16Gバイト(PC3L-12800 8Gバイト×2)、グラフィックスカードがGeForce GTX TITAN X(12Gバイト)、メインデータストレージが256GバイトSSD(Samsung SM951)、OSがWindows 10(64ビット)という内容だ。
CINEBENCH R15のCPUスコアは純粋なCPUの処理性能の目安になる。スコアは877とCore i7-6700K搭載機として妥当な数値が出ており、Core i7-6700Kの性能はフルに発揮できていることが確認できる。
高速SSDを搭載しているだけにCrystalDiskMarkの結果も優秀だ。シーケンシャルリード/ライトともにSerial ATA SSDを圧倒しており、ランダムアクセスも速い。もっとも、PCI Express 2.0 x4接続のため、これでもSamsung SM951の本来のパフォーマンス(公称シーケンシャルリード2150Mバイト/秒)には及ばない。
PCで行なう一般的な作業をシミュレートするPCMark8(Home)は、CPUやGPUへの負荷が高くなく、一般的なPCとの差がつきにくい内容だが、ハイエンドPCとして妥当なスコアが出ている。
GeForce GTX TITAN Xを搭載しているだけあって、3D描画性能は圧巻だ。ハイエンドゲームマシン向けのテストであるFire Strikeで10000を大きく超えているほか、さらに描画負荷が高いFire Strike Extreme、4K解像度でのテストであるFire Strike Ultraでもプレイできる水準のスコアが出ている。
FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークのスコアもごらんの通り。フルHD解像度はもちろん、4K解像度でも「とても快適」レベルのスコアをマークしている。
動作音については、アイドル時でもはっきり動作音がし、高負荷をかけても最初はゆるやかに上昇する程度だが、数分続けているとかなり大きな音になる。さすがに超ハイエンドクラスのシステムを小型ボディに搭載しているだけあって、静音とはいいがたい。
前面正面15センチの距離から測定(室温23度、暗騒音30デシベル) | |
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アイドル時 | 40.8デシベル |
低負荷時 | 43.3デシベル |
高負荷時(3DMark) | 48.5デシベル |
高負荷時(CINEBENCH) | 48.8デシベル |
→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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