ワンランク上の性能とはこういうことさ――“超快適”スキャナ「imageFORMULA DR-C240」を徹底検証する自炊ユーザーに朗報!(4/5 ページ)

» 2015年11月04日 10時00分 公開
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DR-C240のスキャン画質をチェックする

 続いてDR-C240のスキャン画質について見ていこう。前述の速度テストと同じく、200/300/400/600dpiの4段階の解像度について、カラー/グレー/白黒の3つのモードでスキャンし、画質を比較した。また、原稿は文字と写真に分けて掲載している(写真の白黒モードは省略)。

 なお、以下のスキャン画像は細部の違いを比較しやすいように、100%等倍表示のサンプルに加えて、200%拡大表示で切り出したサンプルも並べて掲載した。

文字のスキャン画質比較

白黒200dpi(100%)白黒200dpi(200%) 白黒200dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
白黒300dpi(100%)白黒300dpi(200%) 白黒300dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
白黒400dpi(100%)白黒400dpi(200%) 白黒400dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
白黒600dpi(100%)白黒600dpi(200%) 白黒600dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
グレー200dpi(100%)グレー200dpi(200%) グレー200dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
グレー300dpi(100%)グレー300dpi(200%) グレー300dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
グレー400dpi(100%)グレー400dpi(200%) グレー400dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
グレー600dpi(100%)グレー600dpi(200%) グレー600dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー200dpi(100%)カラー200dpi(200%) カラー200dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー300dpi(100%)カラー300dpi(200%) カラー300dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー400dpi(100%)カラー400dpi(200%) カラー400dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー600dpi(100%)カラー600dpi(200%) カラー600dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示

 まず文字については、200dpiだとフォントの細い部分がかすれたり、エッジがぼやけるが、これは他社製品でも同様だ。等倍表示ではあまり気にならないが、小さい文字を拡大表示で読みやすくするといった利用シーンでは、300dpiと解像感の差が目立ってくる。

 自炊における標準的な解像度とされる300dpiでは十分なクオリティを確保できた。過剰にシャープがかかることもなく自然な絵作りだが、輪郭をもっと強調したほうが好みならば、詳細設定画面で「エッジ強調」をシャープ寄りに設定するとよいだろう。

 なお解像度を600dpiまで上げるとディテールがさらに細かく描かれるが、拡大表示で比較してようやく分かる程度だ。自炊データをiPadファミリーなどのタブレットで全画面表示する場合、肉眼で違いを判別するのはまず不可能と言える。

 一般的には300dpiで十分だが、将来のディスプレイ高精細化などを考えて少しでも高い解像度で残しておきたい場合は、400dpiを選ぶ手もある。600dpiに比べて読み取り時間がかからず、またファイルサイズも抑えられる利点があるからだ。

写真のスキャン画質比較

グレー200dpi(100%)グレー200dpi(200%) グレー200dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
グレー300dpi(100%)グレー300dpi(200%) グレー300dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
グレー400dpi(100%)グレー400dpi(200%) グレー400dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
グレー600dpi(100%)グレー600dpi(200%) グレー600dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー200dpi(100%)カラー200dpi(200%) カラー200dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー300dpi(100%)カラー300dpi(200%) カラー300dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー400dpi(100%)カラー400dpi(200%) カラー400dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー600dpi(100%)カラー600dpi(200%) カラー600dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー補正あり200dpi(100%)カラー補正あり200dpi(200%) カラー補正あり200dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー補正あり300dpi(100%)カラー補正あり300dpi(200%) カラー補正あり300dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー補正あり400dpi(100%)カラー補正あり400dpi(200%) カラー補正あり400dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示
カラー補正あり600dpi(100%)カラー補正あり600dpi(200%) カラー補正あり600dpi。左が100%等倍表示、右が200%拡大表示

 次に写真については、全体的に色のバランスが取れており、自然な発色だ。黒もしっかりと深みのある色が出ておりメリハリがある。ただし、暗い部分はやや濃い目に出るためか、細部がつぶれがちな傾向も見られた。気になるようならば、明るさとコントラストの標準値を変更すれば解決できる。

 ちなみに、上記の最後に並べたスキャンサンプルでは明るさをデフォルトの「128」から「160」へ、コントラストを「4」から「5」へとそれぞれ変更している。標準値を変更してからスキャンするのではなく、読み取った後にスキャンアプリケーションのCaptureOnTouch上で手動補正できるのは便利だ。

 解像度は、200dpiと300dpiで明らかな差が生じており、写真や絵の細部は等倍表示でも違いが判別できる。400dpiは拡大表示すると300dpiより高精細であることが分かるが、タブレットの全画面表示などではあまり差がない。600dpiになると違いはさらに分かりにくくなる一方、所要時間は大幅に伸びるので、あまり必要性を感じにくい。こちらも300dpiを基本に、余裕があれば400dpiにしておくといった程度でよいだろう。

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提供:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2015年12月3日

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