GTX 970Mの性能をフルに生かせるハイパワーマシン「mBook P」実力検証Skylake-H×GTX 970M×GPU Switch(4/5 ページ)

» 2016年01月08日 06時00分 公開

パワフルなパフォーマンスを実証

 ベンチマークテストで性能を見よう。評価機の基本スペックをまとめると、CPUがCore i7-6700HQ、グラフィックス機能はGeForce GTX 970MとIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)のハイブリッド、メモリが64GB、メインデータストレージはM.2 SSD(SAMUSUNG SM951)、OSは64bit版Windows 10 Homeという内容だ。

 PCMark 8と3DMarkはハイブリッドグラフィックス使用時と、GPU SwitchでGeForce GTX 970Mに固定した状態の両方で計測している。

 以前にレビューしたNEXTGEAR-NOTE i5710とは、メモリ容量とサブストレージが異なるだけなので、テスト結果もほとんど同じようなスコアだ。クアッドコアだけにCPUの処理性能は高く、CINEBENCH R15のCPUスコアはモバイル系の最上位クラス(Core i7-6700U)の2倍以上。また、SSDも、PCI Express 3.0x4接続ならではのスコアがきっちりと出ている。

CINEBENCH R15の結果

 ハイブリッドグラフィクス設定では、PCMark 8は内蔵GPUが選択され、手動でも変更できないが、GPU SwitchでNVIDIA GPUに固定すると大きくスコアを伸ばしている。3DMarkではハイブリッドグラフィックスでもNVIDIA GPUが利用されるが、その場合もGPU Switchで固定したほうがよいスコアが出ている。内蔵GPUを経由しないアドバンテージが見て取れる。

PCMark 8 Creative Accerelatedの結果。左がGPU Switch、右がハイブリッドグラフィックス設定

PCMark 8 Home Accerelatedの結果。左がGPU Switch、右がハイブリッドグラフィックス設定

3DMarkの結果。左がGPU Switch、右がハイブリッドグラフィックス設定

 なお、NEXTGEAR-NOTE i5710のスコアと比べると、メモリが増えていることにより、PCMark 8、3DMarkともにハイブリッドグラフィックス利用時のスコアが少し上がっている。ハイブリッドグラフィックスではどちらのGPUが利用される場合もメインメモリの一部がグラフィックスメモリに使われるため、メインメモリ容量が増えた効果が出たのだろう。

マウスコンピューター/G-Tune

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