ビジネスノートに高級ブランドのスピーカーは必要なの?AMD×Bang&Olufsen(2/2 ページ)

» 2016年03月01日 10時00分 公開
[ITmedia]
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最新AMD PROはTrueAudio(音声技術)を強化

日本AMD株式会社 コマーシャル事業部の林 淳二事業部長

林淳二氏(以下、林氏) ビジネスシーンにおける音質、という点では、アーキテクチャのレベルでも同様に、高音質化を実現する取り組みを行っています。

 Elitebook 725G3に搭載されるAPUプロセッサーは、“Carrizo”と呼ばれる最新の第6世代APUなのですが、CPUとGPUを1チップで提供するほか、高音質環境を作るための独自DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)が入っています。

 これによって例えば、出力音にサラウンドの臨場感を与えたり、リバープと言った残響を出すとかノイズリダクションによる音声改善など、さまざまな音を専用プロセッサーで作り出すことができます。この機能自体は前世代のKaveriから利用できましたが、先ほど話に上ったサウンドマイスターに代表されるような、Bang&Olufsenの精緻な音作りと一体になって、これまでにない音質を実現しています。

 法人向けのAMD PROブランドを冠した今回のAPUプロセッサー製品は、高い演算性能だけでなく、当然ビジネスで求められる高信頼性や安定性、長時間バッテリー駆動といったワット性能の優位性が、他の弊社ブランド製品以上にあります。従来のビジネスノートPCに求められる部分でも大きなアドバンテージがありますが、そのほかにオーディオとビジュアルに特化した機能を備えているのが特徴です。

―― なぜビジネスノートPCでオーディオとビジュアルに注力したのでしょうか。

林氏 私たちが法人向けブランドでこうした方向性を打ち出した理由の1つに、ビジネススタイルやライフスタイルの変化があります。今仕事の環境を見渡してみると、インターネットの普及や高性能かつ軽量なノートPCの登場で、いつでもどこでも仕事ができる環境ですよね。ノートPCに限らず、さまざまなデバイスが日常生活に深く浸透したため、プライベートとビジネスの境界は曖昧(あいまい)になっています。仕事で使うノートPCをプライベートで使う、あるいはその逆もあるでしょう。仕事とプライベートの垣根がなくなってきていると多くの人が感じているはずです。そして当然、個人向けと仕事向けの用途が重複する点が増え、PCの基本的な仕様も共通化する動きが進んできています。

 例えば、最近は個人用途でビデオチャットやビデオストリーミングをしますが、企業現場や仕事の用途でビデオ会議やWebアプリが多用されます。両者に共通して言えるのは、映像も音声もスムーズにストレスなく描写される必要があるということ。つまり、弊社APUプロセッサーに実装しているオーディオ&ビジュアル技術、グラフィックス(GPU)技術が重要であり、差別化提案として注力しています。

 こうしたライフスタイルの変化によって、例えビジネスPCであっても、ノートPCで音楽を聴きながら別の何かをするといったときに、音質のいいものがほしいと考えるのは自然ではないでしょうか。

ビジネススタイルの変化について語り合う甲斐氏(左)と林氏(右)

―― 確かに現在は、会社にいないと仕事ができない、という時代ではないですね。仕事でモバイルPCを使っている人ならどこでも仕事ができますし、逆に仕事以外でPCを使うこともありえます。

林氏 いつでもどこでも仕事ができる環境では、ユニファイドコミュニケーションが今以上に増えるでしょう。インスタントメッセンジャーやビデオ会議などで仕事の連絡を取り、レスポンスタイムを短縮することでビジネスをより効率化していく、こうした場面でもオーディオ・ビジュアルが特に重要です。

 現在は“デジタルノマド”や“フリーアドレス”などの言葉に代表される、場所に縛られない新しい働き方が増加しています。 現代の多くのビジネスパーソンは子育てや介護に追われたり、ワークライフバランスを維持するため、いつでもどこでもPCで作業ができる環境が必要になっていくでしょう。つまり、カフェのような騒がしい場所で遠隔会議に参加しなくてはいけないこともあり、環境音を低減させて、自分側だけでなく相手方にも快適なコミュニケーションができるようにする必要があります。

いつでもどこでも持ち運べる軽量薄型モバイルPCだからこそ、場所に縛られず仕事ができるようになった。そうした環境ではユニファイドコミュニケーションがより一層重要になると林氏は語る

 この点、最新世代AMD PROを搭載したHP EliteBook 725G3製品では、独自の音声エンジンにより、ノートPCの内蔵ステレオマイクでもノイズキャンセリング機能を実現できます。周囲の雑音やキーボードを叩く音を消しつつ、クリアな音声で会話ができれば、相手を不快にさせることなく、コミュニケーションはよりスムーズに行えます。一般的な外回りの営業マンだけでなく、Skypeを多用する方やグループワークされるSOHOの方々にもぴったりかもしれません。

第6世代APUのTrue Audioテクノロジー。ノイズキャンセリング後は周囲の雑音が消え、話者の声だけがクリアに聞こえる。最新APUのTrue Audioによって、モバイルPCに内蔵されたステレオマイクでこの機能を実現しているのがすごい

―― 騒がしい環境でも音声がはっきり聞こえますね!(ノイズキャンセリングの比較デモを聞きながら)

林氏 もう1つ、第6世代のCarrizoでは、H.265(HEVC)に対応した新しい画像圧縮技術もすでにサポートしており、従来の半分の容量で同等の精細さを持つ画像を描写できます。4Kの一般普及が加速していますし、ビジネス上のコミュニケーションでも確実に高画質化は進むでしょう。

 このように音声や映像など、新しい時代のビジネスコミュニケーションに必要な機能をコストパフォーマンスの高いAPUで実現しているのが最新のAMD PROです。PROは性能(Performance)の「P」、信頼性(Reliability)の「R」、そして機会創出(Opportunity)の「O」を指しますが、場所に縛られず正しく機会を捉え、同等性能、同価格でよりよい音質という付加価値を提供できるという意味で、「O」をきちんとカバーできていると思います。

これからのビジネスPCは音にこだわるべし!

甲斐氏 先ほど林さんから付加価値という言葉が出ましたが、ユーザー体験という側面で見た場合、こうした付加価値はとても大きな意味を持ちます。私たちの製品開発では、人が世界を形作る5つの感覚のうち、視覚と聴覚、そして触覚のセンスに強くこだわっています。Bang&Olufsenのリモコンは手に持っているだけで気持ちいいね、と言われるようにです。

 機能的に違いがなかったとしても、部屋に置いてあるだけで美しい、触り心地がいいといった部分がユーザー体験を豊かなものにし、生活の質の向上につながることを知っているからです。

 ここで思い出して欲しいのは、仕事の環境も生活の一部だということ。薄暗いオフィスで使い勝手の悪いPCを操作しながら仕事をするよりも、明るいカフェで音も見た目もよいPCで仕事をしたほうが気分がいいですし、生産性によい影響を与えるのは当然です。

林氏 その通りですね。これからのビジネスPCは、是非音質にこだわったものを検討して欲しいです。


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2016年3月31日

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