「見たら消す!」「消さない!」戦争に終止符――sMedio DTCP MoveでNASを地デジ番組ライブラリにASUSTOR NAS活用(2/4 ページ)

» 2016年03月08日 14時40分 公開
[瓜生聖ITmedia]

sMedio DTCP Moveを使ってみる

 では実際にsMedio DTCP Moveを導入してみよう。

 sMedio DTCP Moveは他のアプリケーション同様、App Centralからインストールする。App Central>カテゴリ>メディア サーバーの下にあるので、あとはインストールをクリックし、画面の指示に従えばよい。

 インストールが完了すると、ADMのデスクトップにsMedio DTCP Moveのアイコンが追加される。クリックすると新たにタブが開き、sMedio DTCP Moveの起動画面が表示される。

 設定画面で「DMSを有効にする」を選択し、「ON」にすればDMS(Digital Media Server)機能が利用可能になる。sMedio DCTP Move自身には録画機能がないため、コンテンツを用意するには他のDTCP-IP対応の地デジレコーダーから録画番組データをムーブして利用することになる。

 その際のコンテンツを保存するムーブ先フォルダを変更することも可能だが、初期状態の「/share/Public/sMedioDTCPServer/Download」のままでもかまわない。もちろん、運用上の理由で他のフォルダに変更してもよい。

App Centralのカテゴリからメディアサーバーを選ぶと、sMedio DTCP Moveが見つかる

sMedio DTCP Moveのデフォルトポートの確認が表示される。インストールで続行

インストールが完了するとデスクトップに表示される

sMedio DTCP Moveの起動画面。言語を選択して保存

初回、DMSを有効にしたときにアクティベートコードを訊ねられる。入力するとアクティベート完了

AS10/AS31シリーズ以外のASUSTOR NASではUSD8.50(約946円)で購入可能

DMSを有効にする、でONにするとDTCP-IP対応メディアサーバが利用可能になる

sMedio DTCP Moveのムーブ先フォルダを指定

 sMedio DTCP Moveが利用できるようになったところで、実際に地デジレコーダーから録画済み番組をムーブしてみよう。

 今回はDTCP-IP対応の録画機器としてnasne(ナスネ)を使用した。nasneはPS3用の地デジ放送録画用周辺機器torne(トルネ)の後継機として登場したPS3/PS4用の周辺機器だが、実際はチューナ・キャプチャ機能を搭載したネットワーク接続HDDレコーダーだ。DTCP-IP対応のメディアサーバでもあり、PS3/PS4はインタフェースおよびメディアプレーヤーとして動作する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー