11.6型モバイルノートPCが“3万円台”から買える! 優しいデザインと質感が魅力の「New Inspiron 11 3000」に迫るバッテリー駆動9時間以上の実力派(3/6 ページ)

» 2016年03月15日 06時00分 公開

キーボードとタッチパッドの使い勝手

 キーボードは、キー同士が離れたアイソレーションタイプの日本語JIS84キー仕様だ。配列にクセはなく、主要キーのサイズは14.3(横)×14.3(縦)ミリ、キーピッチは17.40ミリ、キーストロークは1.2ミリ(全て実測)だった。キーストロークは若干浅いが、キーの剛性は高く、スイッチの反発も適度、下押しによる筐体のゆがみもほとんど感じない。

 パームレストの領域は広めで、こちらも光沢感のあるアルペンホワイトカラーとなっている。天板部と異なり、剛性があるので手のひらを置いても安定感がある。

 タッチパッドは左右ボタン一体形でキーボードの手前中央部に配置する。タッチパッドのサイズは100(横)×55(縦)ミリ(実測)と十分な広さを確保している。4本指によるタップ操作や3本指によるジェスチャー操作も試したが操作性は悪くない。ドライバーはSynaptics製だがデル独自のカスタマイズ画面が用意され、ポインタの速度やタッチ圧力、パームリジェクションの調整などが簡単に設定できる。

New Inspiron 11 3000 キーボードは、アイソレーションタイプの日本語JIS84キー仕様。右上部に電源ボタン、ヒンジ部近くにはステレオスピーカーをレイアウトする
New Inspiron 11 3000 ポインティングデバイスの設定画面

液晶ディスプレイはまずまず

 11.6型ワイド液晶ディスプレイの表示解像度は1366×768ピクセル、画素密度は約135ppi(pixel per inch:1インチあたりのピクセル数)となる。ディスプレイキャリブレーションツール「Datacolor Spyder5PRO」による実測では、sRGBの62%、AdobeRGBの47%、画面中央部の最大輝度は251.1カンデラ/平方メートルであった。なお、ディスプレイに関しては製造元情報が非公開となっているが、HWiNFO64によるディスプレイ情報では「Chi Mei製116BGE(2014年製造)」と表示された。価格とトレードオフなので仕方ないが、ディスプレイの性能はあまり高くない。

New Inspiron 11 3000 ディスプレイ側にはWebカメラ(有効92万画素、解像度は1280×720ピクセル、30fps)、カメラの動作ステータス表示用ライト、マイクが並ぶ。ベゼルはブラック
New Inspiron 11 3000 色度図

 実際使ってみると、非光沢画面を採用していることもあり長時間の使用でも目に負担が掛からない印象を受けた。TN液晶である故に視野角の狭さは少し残念なところだが、ディスプレイの開閉限度も135度と比較的広いため、ディスプレイ角度を見やすい位置に調整すれば屋内では十分対応できるだろう。ただし、ディスプレイの輝度が高くないので、屋外での利用は日陰を選ぶなど工夫が必要だ。

デル株式会社

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